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ちょっと難しい話になるが、かつて三国志の時代……劉備と諸葛亮はお互いが水と魚のように離れられないほど良好な関係であったことから「水魚の交わり」という故事成語が生まれた。そして時空を超えて「水魚の交わり」なのが、ハンバーガーにおける “パティとチーズ” である……ちょっと違う?

それはさておき、ハンバーガーにチーズが欠かせない存在であることは間違いない。シンプルなハンバーガーもいいが、チーズバーガーの方が心はときめくというものだ。今回の「最強ハンバーガー決定戦」は、そのチーズの存在感がハンパない東京は高円寺の『ファッツ』をご紹介したい。

・カスタム式ハンバーガー

ファッツが店を構えているのは、JR高円寺駅から徒歩3分ほどのところ。いかにも高円寺らしい、落ち着いているのか騒々しいのかよくわからない雰囲気の中である。こちらの店は日本生まれのアメリカ人が店長さんで、スケールのデカい体格から「ウマいもの作りそうだなぁ」という予感しかしない。いや、絶対にウマいだろ……。

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ファッツ最大の特徴は、「チーズバーガー」「アボカドバーガー」のようにメニューを注文するのではなく、パン・野菜・肉・ソース・トッピングからそれぞれ好きなパーツを選び、自分流にハンバーガーをカスタムすることにある。なお、初めてでも店長さんが丁寧に説明してくれるから安心して欲しい。

・したたるチーズ

今回記者が注文したのは、ハンバーガーバンズ・野菜セット・200グラムのビーフパティ・バーベキューソース、そしてチェダーチーズだ。つまり「ベーコンチーズバーガー」で、価格はサイド含め1人前税込1450円であった。

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カウンターの向こう側で、ジュージューとパティが焼き上がるのを見学しながら待つことおよそ10分。到着したハンバーガーは、まずチーズが凄い! 滝? 洪水? いや雪崩? ……ってくらいチェダーチーズの存在感がハンパねえ! これはウマそうだ!!

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さっそく食べてみると、ジューシーというよりは肉がギュッと詰まったパティは、肉の旨味がかなり強力。これが200グラムパティの実力なのか「肉食ってるなー!」というハンバーガーである。そしてチーズは見た目だけじゃなく、味わいもしっかり濃い。チーズ好きならば、チェダーチーズが絶対にオススメだ。

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・フライドポテトも超ウマい

総量はなかなかボリューミーだが、BBQソースの味付けもバッチリで、気付けばペロリと間食していた。なお、添えつけのフライドポテトがメチャメチャおいしかったことも記述しておこう。

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肉々しいハンバーガーが食べたい人にはオススメのお店で、チーズが苦手でなければぜひチェダーチーズを注文して欲しい。2011年オープンというから、ハンバーガーショップにしてはキャリアの長いファッツ。それに見合う味を確かに感じるお店であった。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 ファッツ(FATZ’S)
住所 東京都杉並区高円寺北3-21-19 ライオンズプラザ高円寺 1F
時間 月~土ランチ12:00~15:00 / 月~土ディナー18:00~22:00 / 日曜12:00~18:00
休日 月曜日はメンテナンスで休業の場合あり

参考リンク:ファッツ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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