安くてお洒落な北欧家具が買えるIKEAは、日本でも9店舗を展開して大人気となっている。そんなIKEAで、店舗のモデルルームに飾られた少年の写真に非難殺到し、IKEAがその写真を撤去する事態に陥っていたというのだ。

読者の皆さんは、その写真を見て、どこに問題があるのかお分かりになるだろうか!?

・IKEAに飾られた少年の写真が問題に!

ウェールズのカーディフに住むスティーヴィー・デイヴィス・エヴァンズさんが、地元のIKEAに新しい家具を買いに行った時のこと。

彼が、店内のモデルルームを見て回っていると、壁に掛けられた一枚の写真に目を留めて、大きなショックを受けたというのだ。その写真には、左手の人差し指を鼻の下に当て、ヒゲのように見せかけている少年が写っていたのである。

・ヒトラーを連想させる写真に非難殺到!!

スティーヴィーさんは、問題の写真に「不適切すぎるだろ?」とのコメントと、‟#Hitler:ヒトラー” と ‟#Salute:敬礼” とのハッシュタグを添えて、Twitterに投稿。そう! 少年のポーズは、ドイツの独裁者で、ユダヤ人を大虐殺したヒトラーを連想させるものだったのである。

後に、彼はインタビューで、「11歳の娘がいるんだが、娘にはあんなポーズを真似してほしくない。部屋に飾る写真として、最高の物とは言えないだろう」とコメントしている。

・IKEAが少年の写真を撤去する事態に

そして、彼の投稿をメディアが取り上げたため拡散し、ネットユーザーやIKEAを利用している人々から非難が殺到! 

その騒動を耳にしたカーディフ店のマネージャーは、問題の写真に気を悪くする人が多いと判断し、最終的に写真を撤去。マネージャーは、「写真で気分を害した人々に、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

ヒトラーが亡くなってから70年以上が経つが、独裁者が歴史に残した深い爪痕は、決して消え去ることがないという証拠のようなエピソードではないだろうか。

参照元:Twitter ‏@StevieDE83METRO(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらが、非難が殺到してIKEAが撤去した少年の写真