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アニメーション映画『君の名は。』の勢いが止まらない。興行収入は早くも130億円を突破、観客動員数も1000万人を超えるなど『君の名は。』は、社会現象並のブームになっているといってもいいだろう。

そんな「君の名は。」に対し、2016年10月6日放送のフジテレビ系「バイキング」内で、漫画家の江川達也氏が「プロの目から見ると全然面白くない」「作家性が薄くて売れる要素ばかりぶち込んだ、ちょっとライトな作品」などと酷評し波紋を呼んでいる。

・プロ視点で酷評

江川達也氏の発言は、冒頭でもお伝えした通り10月6日放送のフジテレビ系「バイキング」内で行われたもの。ご紹介したコメント以外にも「大人のドラえもん」「絶賛している人が、面白くなかったと言う人を凄くディスるんですよ。見なきゃダメだよ、とか言って」「ある種、『君の名は。』はファシズム映画なんですよね」などと述べている。

・GANTZの奥浩哉氏のツイート

これに対し、同じ漫画家でGANTZなどで知られる奥浩哉氏が、自身のTwitter上で以下のように発言。あまりのキレの良さに、称賛の声が集まっているのだ。

「この人、なんのプロなんだろう……」
「批判は構わないけど、あくまで個人的にはってことにして欲しいですね」
「プロ漫画家代表みたいなの やめて欲しいですね」

奥氏が反応したのは、江川氏の「プロの目から見ると」という部分。確かに番組を確認すると、MCの坂上忍さんも「プロの意見を聞こうよ」と江川氏を漫画家代表のように捉えた発言をしているから、奥氏の危惧するような誤解が生じても致し方あるまい。

どんなヒット作品であろうと、批判の声が少なからずあるし、あって当然だろう。だがその際はあくまで「個人的に」が前提となるのではないだろうか? 今回の江川氏の発言は、「漫画家の総意」と受け取られて仕方ないと思うが、あなたはどう思うだろうか?

参照元:バイキング 、 Twitter @hiroya_oku
執筆:P.K.サンジュン

▼奥浩哉氏のツイート。