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ヴィクトリアステーション』は北海道内で現在最多の45店舗を誇るファミリーレストラン、いわば北海道のキング オブ ファミレスだ。北海道で多く見かける「びっくりドンキー」でも40店舗、「ガスト」でも22店舗と、やはりヴィクトリアの店舗数には及ばないのである。

今回は、そんな北海道民にお馴染みのヴィクトリアステーションの “今” をお伝えしようと思う。北海道出身者の方はもちろん、北海道を訪れたことのない方も是非ご覧いただきたい。

・「ヴィクトリア」という言葉でファミレスを連想

北海道で生まれ育った筆者はヴィクトリアという言葉を聞いただけで、ヴィクトリアステーションによく行っていた時代の記憶がよみがえり懐かしい気分になる。仮にベッカムの奥さんやイギリス女王の話題で「ヴィクトリア」というキーワードが出てくるだけでも、なぜかファミレスを連想してしまうのだ。

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ヴィクトリアに昔から欠かせないものといえば、アツアツの鉄板に乗った「ステーキ」と、サラダなどが食べ放題の「サラダバー」である。両方とも今となっては珍しくはないが、20年ほど前はステーキを手頃な価格で提供しているチェーン店は少なく、さらに野菜やちょっとしたデザートが好きなだけ食べられるサラダバーは革新的なシステムであった。

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・「炙り 大俵ハンバーグ」を注文

今回、久しぶりにヴィクトリアを訪れた筆者が注文したのは、レアな焼き加減と俵のような形が特徴の「炙り 大俵(おおたわら)ハンバーグ」とサラダバーのセットだ。

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テーブルに運ばれてきたハンバーグをナイフで切ると、ピンク色の赤肉が現れる。レア好きの方はそのままで食べるのもいいが、料理と一緒に運ばれてくる卓上コンロで自分の好きな焼き加減に調整することも可能だ。

卓上コンロでジューっと焼いてひとくちいただくと……ヴィクトリー! さすが北海道で勝ち残ったナンバーワンレストラン。肉々しいビーフの歯ごたえとジューシーな旨みが口の中に広がって食べ応え抜群である。

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・油のハネ方がハンパない

ただし、卓上コンロで焼きながら熱々の肉を食べられるのはいいが、油のハネ方がハンパない。筆者がもう少し気をつければよかったのかもしれないが、肉を焼くのに集中し過ぎるとテーブルにも洋服にもかなり油が飛び散るので注意したほうがいいだろう。

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・カレーライスも食べ放題に進化

続いてサラダバーだが、現在は「ヴィクトリアバイキング」という名前になり、サラダやデザートのみならず、カレーライスも食べ放題となっている。カレー食べ放題自体は珍しくないが、時代のニーズに合わせて進化したヴィクトリアに時の流れを感じた筆者であった。

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なお、筆者が注文した、大俵ハンバーグの200グラムとヴィクトリアバイキングのセット価格が税抜1490円。そしてドリンクバーが税抜180円であった。ジューシーなハンバーグにサラダとデザート、そしてカレーの食べ放題やドリンクの飲み放題がこの価格なら妥当ではないだろうか。

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・全国チェーン「ビッグボーイ」とメニューも価格もほぼ同じ

満腹で店を後にした筆者であったが、その後同社のホームページを調べてみると…な、なんと全国チェーンのファミレス「ビッグボーイ(Big Boy)」とメニューも価格もほぼ同じではないか!

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北海道限定のローカルレストランだと筆者が思い込んでいたヴィクトリアステーションは、2000年あたりからビッグボーイ系列のチェーン店になっていたのである。北海道民に愛されているファミレスの料理を味わってみたい方は是非最寄りのビッグボーイに行ってみるといいだろう。

参考リンク:ヴィクトリアステーション
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼北海道民にお馴染み「ヴィクトリアステーション」
バージョン 2

▼「炙り 大俵ハンバーグ」を注文
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▼サラダバー
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▼カレーライスも食べ放題
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▼ドリンクバー
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▼これで満腹にならないハズがない
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▼名前が違うだけで「ビッグボーイ」とメニューも価格もほぼ同じであった
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