motokare

今回のご相談は、元恋人との再会です。そうそう、筆者は占星術の嗜みがあるのですが、水星が逆行現象を起こしている8月30日から9月21日は、疎遠になっている過去の知り合いから、ひょっこり連絡が来やすい時期でございます。「過去の知り合い = 元恋人」とは限りませんが、復活愛を目論んでいる人は、ほんのりとご期待くださいね。

・ご相談内容(アルプスの熟女さん・30代)

「4年前に別れた男性と再会しました。きっかけは、共通の友人主催のパーティーです。4年前の彼は、かなりの肥満体で、ファッションもイケておらず、いま思えばよく付き合っていたなぁと思うくらい、ダサいオトコでした。

ところが4年ぶりに再会した彼は、すっかりスリムになっており、ファッションもオシャレに変貌を遂げていたのです。共通の知人によると、ボインの奥さんと結婚し、子どもも生まれたとのこと。4年前は私からフッたのですが、逃した魚は大きかったと、悔やむばかりです」

・4年も経てば人は変わる

4年前ということは、ロンドンオリンピックの頃でしょうか。4年もあれば、そりゃ人は変わるでしょう。0歳児は4歳に、小6は高1になりますからね。

これはあくまでも筆者の推測ですが、アルプスの熟女さんご自身は、この4年の間、取り立てて大きな変化がなかったのでは? そのため、外見も人生も大きく変わった元恋人に対して、心がざわついたのでしょう。

もしアルプスの熟女さんが、この4年間に、アンチエイジングで美魔女となり、ギロッポン(六本木)ヒルズに居を構えるようなIT寵児と結ばれていたら……、元恋人が痩せてオシャレになっていようが、ボイン妻との間に子どもを授かろうが、何とも思わなかったはずです。

そう考えると、次のオリンピックまでの4年間は、大事に過ごしたいですね。2020年の東京オリンピックまでに、アンチエイジングを頑張って美魔女となり、ギロッポンヒルズに居住するIT寵児をゲットしましょう! そのためには何をすべきか……、「逃した魚は大きかった」だなんて、悔やんでいる暇はありませんよ。

・「逃した魚は大きかった」という感情を手放すには……

そもそも、「逃した魚は大きかった」だなんて考える必要はないのです。4年前の彼は、肥満体でダサかったとのこと……。きっと太りやすい体質で、本来はファッションにも疎いのでしょう。オシャレになったのは、ボインな奥さんのコーディネートかもしれません。

子どもが小学校に上がる頃には、ボインな奥さんは母親として忙しくなるでしょうから、夫の洋服をコーディネートする余裕がなくなる可能性大。そうなると彼は、かつてのダサいファッションに逆戻りです。また、加齢と共にメタボリックシンドロームという魔の手が押し寄せてきますから、いま現在のスレンダー体型を維持するのも難しくなってくるでしょう。ね、逃した魚は決して大きくないんですよ。

元恋人との再会は、誰にとっても多かれ少なかれ心がざわついて当然! お互いにフリーなら、「やけぼっ杭に火が付く(縁が切れた者同士が元に戻ることのたとえ)」ようなことがあっても良いと思います。けれども、お相手がすでに結婚している身なら、おかしなことは考えないほうが無難といえるでしょう。

コラムニスト:菊池美佳子
イラスト:Rocketnews24

※ ご相談お待ちしています
このコーナーでは皆様からの質問をお待ちしています。恋愛コラムニストの菊池美佳子先生に、恋愛について質問したいという方は、お問い合わせより、「恋愛相談」と明記のうえ送信してください。相談内容はできるだけ具体的にお願いします。なお質問については、編集部で検討したうえで採用させて頂きます。あらかじめご了承ください。