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ドライブ中にでもフラッと店へ立ち寄って、肩ひじ張らずに気軽に楽しめるのが「B級グルメ」の良いところである。そんなB級グルメの中でも北海道でしか購入することの出来ない『パンロール』をご存知だろうか?

パンロールは、古くから地元民や観光客に愛されている料理とのことだが、ここ数年、有名芸能人などがその味をテレビで絶賛したことでさらに人気が高まったのだという。果たしてその話題のパンロールとはいったいどんな食べ物なのだろうか?

・約100年以上前から続く老舗

パンロールが販売されているのは北海道内にある「かま栄」の直売店だ。かま栄とは、今から約100年以上前の1905年から続く老舗であり、“かまぼこと言えばかま栄” というほど北海道民にはなじみ深い店なのである。

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・約100年以上前から続く老舗

この日、筆者が訪れたのは小樽市にあるかま栄の工場直売店だ。ここでは、かまぼこの販売はもちろんのこと、工場見学も出来るほか、お土産コーナーやカフェコーナーなどが併設されており、観光客で連日賑わう人気スポットとして知られている。

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・パンロールは直営店でのみ購入可

お目当のパンロールのお値段は、税込216円。この製品は真空パックにする事が出来ないうえ、防腐剤なども使用していないために地方発送も不可なのだという。簡単に言えば、パンロールは直営店でしか購入できないというわけだ。

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・すり身をパンで巻いて油で揚げたもの

さて、そんなこだわりの詰まったパンロールだが、同社のホームページなどの情報によると「かまぼこをスナック感覚で食べることは出来ないか」ということを追求した結果生まれた料理で、豚ひき肉、玉ねぎ、胡椒入りのすり身をパンで巻いて油で揚げたものだという。

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・しっかりと味付けがされているので飽きない

筆者は購入したパンロールを持ち帰って、じっくり味わうことにした。まず皿に置いて外観をよく見てみると、こんがりと綺麗なキツネ色をしている。真横からみると確かに色パンで巻いたような形も見えたぞ。

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ガブッとひとくちいただくと……こんがり揚がったパンの香ばしい風味とともに、すり身やひき肉の旨味が口に広がる。そして、かまぼことしてはやや強めの甘みが全体を優しく包み込んで、これはウマい! 

表面のパンに油が染み込んでいることもありクドいかと思いきや、しっかりと味付けがされているので丸ごと1本すんなり食べられた。

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北海道の大スターである大泉洋さんもテレビで絶賛していたというこのパンロール。ドライブの途中におやつとしていただくのにも丁度良いボリュームのB級グルメだ。北海道にお越しの際はぜひ、かま栄の店舗に立ち寄って味わってみてはいかがだろうか。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 かま栄 工場直売店 (かまえい)
住所 北海道小樽市堺町3-7
時間 9:00~19:00
休日 1月1日

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼小樽市「かま栄 工場直売店」
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▼「パンロール(税込216円)」
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▼iPhone6と比較
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▼表面はこんがりキツネ色
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▼真横から見るとパンでかまぼこを巻いているのがわかる
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▼断面
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▼香ばしいパンの風味と、かまぼこの甘味が混ざり合ってウマいぞ!
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