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いま世界一プレイされているゲームと言っていい『ポケモンGO』! ハマっている人は昼夜問わず何時間もスマホ片手に出歩いているのではないだろうか? 

ゲームを楽しむのはいいことなのだが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしであるようだ。毎日長時間プレイしていた男性の視力が激下がり! 眼球内で出血していたことがわかったのだ。医師によると、このような習慣は失明につながる病気になるリスクがあるという。

・ポケモンGO長時間プレイで視力がダダ下がり / 0.9から0.2に

渦中の人物は、台湾・台南市の男子大学生(20)だ。何でもポケモンGOにハマって、1日14時間プレイしていたのだとか。プレイ時間は主に夜。そんな生活を1週間ほど続けていたという。

するとある日突然、視界がボヤけていることに気がついたそう。あまり気にしていなかったようだが、一晩寝ても視界はボヤけたまま。慌てて病院にかかったところ、視力が0.9から0.2に爆下がりしていたことが判明したそうだ。

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・眼球内で出血していた / 老眼になった30才も

診察の結果、男性は網膜の中心部である黄斑からの出血が認められ、視界にもグニャグニャした黒い影が出ていることがわかったとのこと。現在は治療により幾分か症状は良くなっているようだが、原因はゲームの長時間プレイであることは明らかだ。

他にもポケモンGOを毎晩10時間プレイしていた30才の男性も、目の異常を訴えて病院を訪れたという。彼の場合は目のピントを合わせる筋肉がゆるみ老眼状態に。さらに水晶体も傷ついており、将来白内障や黄斑変性を引き起こしやすい状態であるそうだ。両方とも失明の原因になりかねない病気である。

・医師「とくに暗いところでのプレイは避けて」

台南市立医院の郭祐睿(かく・ゆうえい)医師によると、長時間のプレイはすなわち、目に長時間ブルーライトをあてることと同じであるそうだ。水晶体や黄斑部を傷つけ、白内障を引き起こしやすくなると指摘している。

とくに発育期にこのような習慣がついてしまうと、将来、近視だけでなく白内障、緑内障、網膜剥離や黄斑変性のリスクも高まるのだとか。

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長時間のスマホのガン見は、そりゃ目にいいわけないのはわかっていたが、そんな深刻な病気の原因になるとは思わなかった……! とは言えポケモンGOをしなくたって、仕事や日常生活からパソコンやスマホをなくすことはできない。

郭医師は、目を守る対策として「ブルーベリーやブロッコリーなど抗酸化作用のある食品を積極的にとること」「適度な運動」「適切な睡眠習慣」、そして、「暗いところでスマホを使わないこと」を挙げている。

健康的でマトモな生活……ですよね。夜のポケモンは少し控えた方がいいかもしれない。

参照元:AppleDaily台湾聯合新聞自由時報(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.