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最速で『ポケモンGO』の通常モンスター142匹をゲットした人物として一躍脚光を浴びた、アメリカのニック・ジョンソンさん(28)。彼のアドバイス「ポケモンをゲットするために、良い靴を履こう」を守っている人もいることだろう。

今回、そんなジョンソンさんが、全ての地域限定モンスターをゲットするために世界に旅立った! しかも旅の最後に立ち寄ったのが『ポケモン』発祥の地、日本。色々なイベントを楽しみつつ、ロケットニュース24のインタビューに応じてくれたぞ!

・142匹のポケモンを最速でゲットした男性

ニューヨークに住むジョンソンさんは、他の多くの人と同じように『ポケモンGO』に夢中になった1人。明け方まで街や公園をさまよい、仲間と情報交換を行っては、こつこつとモンスターを集めてきた。そして2016年7月21日。配信開始から約2週間で、彼はアメリカで入手可能なポケモン142種類を最速でゲットすることに成功した。

海外サイト『Reddit』でコンプリート画像を公開したところ、たちまち話題に。日本を含め、世界中のメディアで報じられることになった。

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・他の地域限定のポケモンをゲットする旅へ!

その様な彼の功績を耳にした旅行サイト『エクスペディア』とホテル『マリオット・リワード』から、この度、ジョンソンさんに素敵なプレゼントがあった。なんとアメリカ以外の地域限定モンスターをゲットする旅の、スポンサーになってくれたのである!

ということで一路世界に旅立った彼は、フランスでヨーロッパ限定の “バリヤード” を、香港でアジア限定の “カモネギ” を、オーストラリアでオセアニア限定の “ガルーラ” をゲットし、145体のモンスターをコンプすることに成功したのだった。

・日本に立ち寄ったジョンソンさんにインタビュー

アメリカに帰国する前に、ジョンソンさんは日本に数日滞在し、様々なことを楽しんだ。ロケットニュース24は彼に直接会って、『ポケモンGO』をプレイする上で最も大切なことや、旅の思い出、日本での体験などをインタビューすることが出来たぞ!

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・『ポケモンGO』をプレイする上で、最も大切なことは?

まずジョンソンさんは、いかにポケモンマスターとなったのか? この質問に、彼は「少しの運と、たくさん歩いたから」と答えてくれた。2週間で142匹のモンスターを集めるために、歩いた距離は約200キロ。1日あたり約12.8キロの計算だ。

しかし、歩くだけでは十分ではない。『ポケモンGO』に不可欠なのは、現実・ネット上での他プレイヤーとの連繋だと彼は話す。

特にレアなポケモンの居場所などは、地元の人に聞かなければ分からない。そんなふうに人の優しさや地域に根ざした精神に触れ、ネット・現実で他者と交流を図れることが、作品の最も素晴らしい点の1つだと彼は感じているようだ。

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・ジョンソンさんが日本で楽しんだこと

ではジョンソンさんは、日本でどのようなことを楽しんだのだろうか? “ポケモンマスター” である彼は、日本でも『ポケモンGO』をプレイ。代々木公園でカモネギ3匹をゲットしたりと、数日だけで500体以上のモンスタを捕まえ、トータルゲット数を5642匹へと押し上げた。レベルも31から32にアップしたとのことだ。

もちろんポケモングッズ専門店『ポケモンメガセンター』も訪れ、旅に同行した恋人と一緒に、興奮しながらたくさんのグッズを購入。彼女も『ポケモンGO』プレイヤーなのだ。

ちなみにジョンソンさんのお気に入りモンスターは、イーブイとカビゴン。彼女と一緒に飼っている犬にイーブイと名付けており、カビゴンは「眠っているのに強い」ところが好きだという。手持ちのモンスター6体でチームを結成するとしたら、3020CPの1番強いカイリューと5匹のカビゴンを選ぶと言っていた。

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・ピカチュウのイベントや、人々の姿に興奮

また運が良いことに、横浜で開かれたイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」を見物することも出来たジョンソンさん。夏の暑さもなんのそので、1000匹以上のピカチュウが踊る姿を見て楽しんだ。だが会場でピカチュウをゲットすることは叶わず、かわりにフシギダネとコイキングを数匹捕まえたのだった。

日本滞在中に、ジョンソンさんは任天堂との会合も希望していたが、残念ながら実現出来ていない。それでも、珍しい建物や美しい緑が感じられる東京で『ポケモンGO』をプレイすることを、存分に楽しんだそうだ。

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・日本の『ポケモン』ファンに感謝

なかでも子どもからお年寄りまで、幅広い年齢の人々が屋外で一緒に『ポケモンGO』を遊んでいる姿に感銘を受けたジョンソンさん。

ポケモンが誕生した地で、多くの人が外に出て『ポケモンGO』を楽しみ、冒険をして、仲間を作る。そんな様子を目の当たりにし、心打たれたと話していた。子供の頃から親しんできたゲーム・アニメの『ポケモン』で描かれてきた冒険心を、現実の世界で目の当たりに出来たことが何より嬉しかったようだ。

彼は日本のポケモンファンに対して、感謝の言葉を口にする。『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されて以来、長いこと作品を愛し、作品の精神を守り続けてくれたことをありがたく思うのだという。

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・まだまだ『ポケモンGO』を楽しむつもりだ!

これでジョンソンさんが、『ポケモンGO』をヤメてしまう訳ではない。ニューヨークに戻っても、彼女と一緒にゲームを楽しむつもりなんだとか。けれども、かつてほど “クレイジー” にプレイするのではなく、ゆっくりと楽しんでいきたいと述べている。

また『ポケモンGO』でゲット出来るモンスターが増えることや、プレイヤー同士でのモンスター交換・直接バトルが可能となること、そして大きなイベントが開催されることも期待しているそうだ。

Report:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
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