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突然だが、今回の主役は “綿菓子” だ! 言わずと知れた、祭で売っているフワモコのアレである。実は、その綿菓子をラーメンに乗せて食べることのできる店があるのだとか。綿菓子とラーメン? 夢のような共演であるが、何を言っているのかちょっとわからない。

少なくとも記者は生まれてこの方、そんなラーメンと出会ったことがない。そもそも、何故そのふたつを組み合わせるのか意味が分からない。わからないことが多すぎてモヤモヤする。仕方がない、百聞は一見に如かずだ。綿菓子ラーメンを出すという、大阪は梅田の「bird(バード)」に行ってみた。

・birdではラーメンに綿菓子必至

白と黒のストライプからなる “bird” の外観は、一見するとバルっぽい。とてもオシャレな雰囲気で、店名も見た目もラーメン屋さんぽくないな! 若干不安になり、中をのぞいてみると10席ほどのカウンターが見える。ラーメンを作るであろう道具もズラリ。どうやら間違いないようだ。

確認を済ませたところで、いざ店内へ。券売機でラーメン(780円)のボタンをポチリ。どうやら綿菓子はトッピングではなく、いずれのラーメンにも不可抗力でついてくるものらしい。ドキドキしながら待っていると、店員が綿菓子製造機にザラメを投入! いよいよ来るぞっ……‼

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・ラーメンに必要な甘み成分を補う綿菓子

キタキタキター!! 肉厚チャーシューの上に乗ってますがな、こんもりフワフワの綿菓子が。綿菓子にはパウダー状のかつお節がかかっている。「こんなの初めて!」とワクワクしながら見入っていたら、あっという間に溶けてきてしまった。綿菓子が原形を保てるのは、長くて1分といったところか。

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綿菓子がじんわりスープに染みてきたところで、いざ実食。スープは鶏ガラの旨味がしっかり出ていて、コッテリしすぎずアッサリしすぎず絶妙だ。太麺とスープが程よく絡みついて、スルスルと胃に吸い込まれていく。見た目の奇抜さとは裏腹に、なんてまっとうに美味しいラーメンなのか。驚きだ。

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ちなみに、綿菓子を乗せた理由を店員さんに聞いてみると……「面白いと思って」と答えてくれた。しかしただ面白いだけではないぞ! 本来、調理の際に使うべきみりんなどを使用せず、綿菓子の甘みで代用しているのだとか。なるほど、あのウマさにはそんな秘密が!! 飲んだ後にもピッタリの味だ。ぜひ一度ご賞味あれ。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 bird(バード)
住所 大阪府大阪市北区堂山町8−10
時間 18:00〜24:00(日祝)、〜25:00(平日)、〜26:00(金土)
定休日 不定休

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼ラーメンに綿菓子だとっ……!?

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▼あっという間に溶けちゃう

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▼チャーシューも肉厚でめちゃウマ

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▼ビール(500円)にプラス100円すると、ビールにも綿菓子を乗せてくれるよ

▼夜しか開いていないのでご注意を

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日本, 〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町8−10