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ポケモンGOナンパ」という言葉を聞いたことがあるだろうか? ポケモンGOをプレイする女性に、「レベルいくつ?」「○○にたくさんいるよ!」「充電器貸そうか?」などと、男性が声をかける新手のナンパのことである。

確かに社会現象化しているポケモンGOだし、声をかける対象はかなり多そうだ。しかも最初から “共通の話題” があるとは隙が無い。史上最高のナンパ術だと思っていた「花見ナンパ」レベルの優秀な技法といえるだろう。

・まずは「ポケモンGOナンパ」を実践

「ポケモンGOナンパ」のメリットは、最初の “声かけ” のハードルが低いことにある。立ち止まっている女性も多いから、立ち去られるリスクも少ない。さらには「彼女がいま何にハマっているのか?」が一目瞭然なのだ。あとはチョチョッと楽しいトークさえ出来ればいいのだ。

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まずは試しに東京は代々木公園で「ポケモンGOナンパ」を実践することに。3組中1組は「結構です」と断られてしまったが、1人でいた女性と3人組の女性とは話が超盛り上がった! 運良くレアモンスターが出現したら「それ俺のだよ」とでも言っておけばいいだろう。

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・万全の待ち体勢

肩慣らしのポケモンGOナンパはアッサリと成功。本題は『ポケモンGO逆ナンパ』である。女性プレイヤーたちがグッと来るセリフを、先ほどの女の子たちからリサーチした結果「俺んち、カビゴンいるよ」が効果的らしい。さらに「充電器貸します☆」とプラカードに付け加えれば完璧だろう。

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さらにさらに今回は「平日の昼間からポケモンGOに必死とかキモイ」と思われない効果と、「この人プロっぽいかも」と風格が出る、「ポケモンハンガー」と「背負子(しょいこ)」も用意。背負子にノートPCをセットすれば完璧だ……ハッキリ言って死角なし! リアル ルアーモジュール状態待ったなしである!!

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・竹下通りで検証

代々木公園に思ったより人がいなかったため、すぐ近くの竹下通りに移動していたところ「サンジュンさん!」との声が! なんだ、早くも来ちゃったか? まだ検証スタートしてないぜ? ……と思っていたら、取引先の担当者であった。何故かちょっぴり恥ずかしかった

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気を取り直して、竹下通りの入り口で検証開始。注目度は抜群で、ヒソヒソ声で話している様子が伝わってくる。……が、約15分粘ったものの音沙汰なし! というか、竹下通りを歩く女性は、歩きスマホをしないマナーの良い人が多かった。つまり対象が少なすぎたのだ

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しかもシャイで有名な日本人。ここはターゲットを外国人に変更することに。つたない英語で「I’m Pro Pokemon Master!! Please tell me(俺はプロポケモンマスターだ。お願い、聞いて)」と、訳すと意味不明になってしまったが、ニュアンスは伝わるに違いない。

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するとたったの2分後に、背後から「Hey!」と声をかけられた! キタァァァァアアアア!! ……と思ったら男だった。早とちりだった。どうやら彼はアメリカからの観光客。お互いに図鑑を見せ合いっこした後、彼は去って行った。うーん、確かに声かけられたけど、こういうことじゃないんだよなぁ……てか俺、英語出来ないし

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・奇跡は起きるのか?

その後はひたすら「俺んち、カビゴンいるよ」にプラカードを持ちかえ粘ったが、声をかけて来たのは男子中学生7人組のみ。キラキラとした眼差しで「本当にカビゴンいるんですか!」「家どこですか!?」と質問攻めにあったことは記述しておこう。すまん、おじさんはカビゴンをよく知らないんだ……こんな大人になるんじゃないよ。

結果として「ポケモンGOナンパ」はある程度のトーク力があれば成功する確率は高いが、『ポケモンGO逆ナンパ』はかなりハードルが高いことが証明された。男性諸君、いくら恥ずかしくても待ってちゃダメっぽいぞ。自分から声をかけるんだ!

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼まずはポケモンGOナンパを実践。きっかけがあるから楽。
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▼リサーチの結果、このセリフがアツいらしい。
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▼見た目も完璧。
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▼どこから見ても、ポケモンGOと仕事を両立するカッコいい大人だ。
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▼検証開始!

▼……が、全ッ然声をかけられなかった。かけてきたのはアメリカ人観光客と……
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▼中学生のみ。
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▼普通に声をかけてくれたのは、取引先の人だった。
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