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2016年5月に、台湾で女性初の総統に就任した蔡英文氏。そんな蔡総統は『艦隊これくしょん』の霧島に神似と話題になったり、また総統戦でも公式に猫耳化するなど、萌えに対してやたら柔軟な姿勢を見せていた。萌え敷居が日本より低いのだろうか。

そんななか新たな展開が。この度、蔡総統をモデルにした美少女漫画が爆誕! しかも、ちょっとムフフな感じさえする抱き枕にもなっちゃったというのだ!! マジかよ!? 台湾、はじまってるどころじゃなかった。未来に生きてた。

・総統が萌え化! 美少女化!!

蔡総統をモデルにした漫画の名は『霸海皇英』。8月刊行予定の新作だ。公開された表紙には、写真のようにリアルな蔡総統らしき人物が描かれている。

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……がしかし! 中身を見ると全然違った!! そこには、パッツパッツンのパンツスーツな美少女メガネっ娘が! 名前こそ「瑛」と違う漢字が使われているが、どう見ても蔡英文総統である。

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さらに、馬英九・前総統や安倍首相、セクシー女優の波多野結衣さんモデルと見られるキャラまでいるではないか。一体何の漫画なんだ、これは……!

・まさかのけしからん抱き枕化

キャラだけならまだいいのだが、初回特典版には「総統級・抱き枕カバー」が同梱されることが判明し、台湾ネットユーザーがざわついている。表にはパンツスーツ姿の “瑛ちゃん” 。バックスタイルは……お尻を突き出したような姿だ。

そして、その突き出されたお尻の中央部分は「自主規制」的に隠されている。こ、これはけしからん! ムフフな抱き枕でよく使われるパターンではなかろうか。現物がどうなっているのかはわからないが、ムフフにしても悪ふざけにしても、かなりトガってますなぁ!

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・変態のマジシャン

そんな『霸海皇英』の作者は台湾の有名漫画家・韋宗成(ウェイ・ゾォンチェン)先生だ。またの名を「変態のマジシャン」以前の記事でも紹介した漫画『跳躍吧! 大同萌會(飛び出せ! だいどうめいかい)』を生み出した人物である。

大同萌會は、近代中国の父 “孫文” の思想を「ロリータ思想」に置き換え、ただただ大きなお胸を崇拝し、他の萌え属性を認めない中国大陸アイドル界で革命を目指すストーリー。実に荒唐無稽な設定だが、当時の世界情勢が丸わかりなのだ。

ちなみに続編では、ソビエト社会主義がBL思想という設定。変態のマジシャンというのも納得である。

・武侠漫画のフリをした風刺

さて、新作『霸海皇英』はどんなストーリーになるのだろう? 韋先生にインタビューを試みたところ、以下のように語ってくれたぞ。

「前作の『馬皇降臨』と似ていますが、香港漫画風のスタイルで(馬英九前総統と蔡総統の)両者が戦います。この8年間に台湾で起きた様々な出来事をベースにしつつ、武侠漫画のフリをした政治への風刺ですね」

なんか……奥深い! 8年前の2008年といえば馬英九氏が総統に就いた年ではないか。萌え美少女に抱き枕と完全にふざけているような雰囲気を醸しているが、読めば読むほど味わいが出る予感しかしない。

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なお、『霸海皇英』は8月27日に発売予定だ。台湾版コミケ「ファンシーフロンティア」、現地の書店のほか、出版元の「未来数位(FutureDegi)」サイトや台湾版Amazonこと「博客来」でも取り扱い予定とのこと。

通常版は160台湾ドル(約520円)、枕カバーつきの特典版が600台湾ドル(約1950円)だ。公式サイトと博客来は、日本への発送にも対応しているという。おお、日本からでも買えるのか!! 漫画や抱き枕カバーが気になる人はチェックしておこう!

参考リンク:『霸海皇英』公式サイト
執筆:沢井メグ
Photo:『霸海皇英』公式サイト, used with permission.

▼こちらが表紙の画像。「中身とタッチが異なります」との注意書きあり
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▼中身。違いすぎやろ……ッ!
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▼特典が抱き枕カバーに決定したと思われる瞬間