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2016年8月5日の「リオ五輪」開幕まで、残すところあとわずか。開会式に先駆けて始まるのがサッカー競技で、女子は同3日、男子は同4日に開幕戦が行われる。アジア王者として臨む日本は、メキシコ五輪以来のメダルを目指す。

そして五輪サッカーといえば、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが、銅メダル獲得の立役者となった釜本邦茂氏。代表の歴代最多得点の記録保持者(男子)としても知られているが、一方で彼がどうスゴかったのか知らない人も多いことだろう。そこで今回は、貴重映像と合わせてご紹介したい。

・釜本邦茂氏とは

1944年4月15日生まれの72歳。サッカー界の重鎮(ドン)とも言われているため、老若男女を問わず、誰でも一度はその名前を聞いたことがあるだろう。ポジションはもちろんフォワード。メキシコ五輪では得点王に輝いた。

・やはりスゴかった

今回の動画では、そんな釜本氏のプレーを確認できる。はたしてどんなストライカーだったのか、再生してみると……ズバリ化け物である。利き足の右だけでなく、左、そして頭でも得点を奪うではないか!

しかもトラップの巧さ、ボールタッチの速さ、そしてシュートの正確さといい、どれをとっても一級品。動画をご覧いただけたらわかるが、キャノン砲のようなミドルシュートも放っており、どこからでもゴールを狙う姿は、まさにハンターといった感じである。

・時代が違う中でも見応えあり

まだ戦術や技術が発達していない時代でありながら、釜本氏は次元の違うプレーを見せるのだから「さすが」の一言に尽きる。もし今の時代に現役選手だったら、どれだけ伸びしろがあるのか……そう思わずにはいられない一本だ。

・リオ五輪まであとわずか

おそらく、動画を見終わる頃には「やはり釜本氏はスゴかった」と思うことだろう。ちなみにリオ五輪での日本代表の日程は、8月4日にナイジェリア代表と、同7日にコロンビア代表、同10日にはスウェーデン代表と対戦する予定になっている。そちらも要チェックだ!

参照元:YouTube
執筆:原田たかし
イラスト:稲葉翔子