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誰でも親とケンカしたことはあるだろうが、家族だからと遠慮がないため、時として、売り言葉や買い言葉が飛び交った挙句に、大喧嘩に発展してしまうこともある。

まさに、そんな状態に陥った父親と息子が、警察のお世話になる事態が発生。なんでも、父ちゃんが息子の大事な大麻を燃やしてしまい、激怒した息子が警察に通報したというのである! そして、息子のトンチンカンな言い分に、警察は随分と困惑してしまったようなのだ。

・「親父が大麻を燃やしちまった!」と息子が警察に通報

豪北部にある準州ノーザン・テリトリーの地元警察署が、ある若者から通報を受けた。父親とケンカをしたという青年は、父親に焚き火で大麻を燃やされてしまったと言うのだ。ここでハッキリさせておくが、青年は親とのケンカではなく、‟父親が大麻を燃やしたこと” が罪になると思って通報したのである。

事実を確認するために現場に赴いた警官が、親子に事情聴取を行ったところ、数カ月前に同居を始めた父と息子はケンカが絶えず、明らかに親子関係に問題があったという。

・不法所持より大麻を燃やす方が罪が重い!?

大麻を燃やされたことに憤慨している息子に、警官が、大麻の所持は違法であることを知っているのか確認したところ、トンチンカンな反応が返って来たのだ!

なんでも、息子は「勝手に大麻を燃やす方が、不法所持よりも罪が重い」と思っていた様子で、警察はその点を彼に正す必要があったとのこと。

・ケンカの後に家を出た息子

結局のところ、証拠となる大麻は灰と煙になってしまったため、息子は起訴されることもなく、単なる親子喧嘩でコトは片付いたようである。

その後、「父ちゃんとは一緒に暮らせない」と悟ったのか、息子は家を出て他の親戚の家に引っ越したそうだ。

ひどいケンカをしても、家族だからこそ、いずれは仲直りできるものである。この父親と息子も、近いうちに和解できることを願いたい。

参照元:Facebook @Northern Territory Police, Fire and Emergency Services
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.