バンドマンが演奏する楽器と聞いて「オルゴール」を連想する方はいるだろうか? やはり最初に思い浮かぶのはギター、ベース、ドラム、キーボードあたりが一般的と言えるだろう。
以前ご紹介した、驚異の楽器「Marble Machine」を製作したバンドマンが、なんと新たに「オルゴール」を完成させたとのこと。いったいどんなサウンドに仕上がっているのだろうか?
・自作自演しているのは「マーティン・モリン」
前回のMarble Machine同様、その新しい楽器を自作自演しているのはスウェーデンのバンド「ウインターガタン」のメンバー『マーティン・モリン』である。今回の製作もソロとしてではなく、あくまでもウィンターガタン名義で行なっているようだ。
・まるで “おもちゃの観覧車” のような木製の機械
動画で初めに映るのは、まるで “おもちゃの観覧車” のような木製の機械。続いて、マーティン・モリンがゴソゴソとその機械にシートをセットして、横のスイッチを「カチャっ」とONにすると……。
・シート式のオルゴール「Music Box」
なんとも切ないハーモニーが聞こえてくるではないか! 何と、この木製の機械こそが「Music Box」というマーティン・モリンが自作したシート式のオルゴールだという。
・バイオリンのように演奏するシンセ「Modulin」
その後、動画の1分50秒のあたりで、今度は自作のバイオリン風シンセ「Modulin」が登場。オルゴールの演奏をバックに、マーティン・モリンが美しいメロディーを奏で始めるのだ。
・どことなく懐かしく心地良いサウンド
Music BoxとModulinのどちらも電源がなければ動かない電子楽器ではあるものの、機械っぽさを感じさせない、どこか懐かしく心地良いサウンドが印象的である。音楽ファンならずとも、動画でぜひその音色をご確認いただきたい。
・Marble Machineの改良版も製作中
なお、ウインターガタンは現在、ツアーの合間を縫って、持ち運べるよう改良したMarble Machineも製作中とのこと。もしかすると、日本でもその音を生で聴ける日が来るかもしれないぞ。
▼「Music Box」と「Modulin」の映像がこちら
▼「Music Box」のメイキング動画がこちら
▼「Marble Machine」の動画がこちら