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世の中には多くの “チャレンジ” が存在する。これまでにも「アイスバケツチャレンジ」から「ベリーボタンチャレンジ」「禁煙チャレンジ」など、様々な困難が生み出されてきた。

そして今ネット上で注目を集めているのが「パンティ・チャレンジ」だ。うーん、名前を聞いただけでは、どんな試練なのか全く想像がつかないなあ……。

・「パンティ・チャレンジ」って何ぞや?

Snapchat(スナップチャット)や Instagram(インスタグラム)などで、女性を中心に話題になっているという「パンティ・チャレンジ」。やり方はこうだ。

1:手持ちのお気に入りのパンツをはいて過ごす。
2:パンツを足首あたりまで下げる。
3:上からパンツの写真を撮り、SNS 上にアップ。
4:パンツが体液などで汚れていなければ、チャレンジ成功。

うーん、こんなチャレンジがあったなんて知らなかった……。しかもネット上では、非難が集中しているのだとか。

・「下着が汚れていてもイイじゃないか!」と非難殺到

なぜ “下着が汚れている=チャレンジ失敗” となるのかと、怒りの声が集まっているのだ。下着が汚れるのは、悪いことでも何でもない。自浄作用のある “おりもの” や分泌液なんかが下着に付着するのは、いたって自然なことなんだそうだ。

しかしこのチャレンジを知れば、下着が汚れていると悩む女性が出てくるのも不思議ではない。実際に、若い女性の中には過剰に下着の汚れを気にしてしまう人もいる。また、この件には、日本が誇るパンツマエストロ「白い三角定規」さんも怒り心頭で、

「ふざけている。“パンツが体液などで汚れていなければ、チャレンジ成功。” というのが、本当に意味不明です。うっすらと汚れているからこそ “可愛いな” や “愛おしいな” という感情が芽生えるのであって、何も汚れていない新品同様のパンツなんぞ誰が見るかという感じです。

さすがにウンコが付いていたら引きますが、漫画『ジャングルの王者ターちゃん』で言うところの “恥ずかしいシミ” は、パンツ鑑賞において重要なポイント。汚れていないパンツを見て喜ぶなんて、せっかく動物園に行ったのに剥製をみて喜んでいるようなものです。

しかしながら、そもそもパンツの内面(内側)を公開するのは、いかがなものかと思います。あまりにもストレートすぎる。これが洋モノの考えか……という感じです。何もパンツの良さを分かっていない。外面を鑑賞するのが最高なのに。

たとえば、とてもキレイに焼けた目玉焼きがあるとします。半熟です。プルプルしている。少しでも穴を開けたら、ドロ〜リと黄身が溢れてきそう。よく見ると、すこ〜しだけ穴が空いていて、黄身が流れてきている。ああ、おいしそう……!

そんな美しい目玉焼きをひっくり返し、お皿に黄身がベロリンチョとダダ漏れ状態になっているのに、黄身が白身に隠れて見えないから “大成功!” と言っているのが、この愚かなパンティ・チャレンジです。どれだけ野暮なことをしているのか理解できましたでしょうか。これが洋モノ……いいや、海外の考え方です。喝です」

──と、やや意味不明なコメントをしてくれたが、世の女性達からもまた、

「汚れていないパンツをアップしている人は、ズルをしているだけ」
「1日はいた下着に何もついていない女性は、病院へ行った方がいいよ」
「また女の子たちを追い込んでいる」

などなど、厳しいコメントが集まっている。誰がどのようにスタートしたかは分かっていないが、そのバカらしさからか、参加者も減ってきているようだ。

最後に、白い三角定規さんは、「参加者なんて減って当然。こんな誰も喜ばないチャレンジ、ハッキリ言ってパンツメーカーの宣伝にしかなりません。いや、むしろ、それが目的なのでは……?」と鋭い推理をしていたことも付記しておきたい。

参照元:UnilandCosmopolitan(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.