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読者の皆さんは、どうしても手に入れたくて、必死で努力したという経験はあるだろうか!? 大学受験にしろ就職にしろ、苦労して手にした結果がダメでも、ベストを尽くせば自分に誇りを持てるのではないかと思う。

そんな、大変な努力を経験するのは大スターでも同じなようで、映画『タイタニック』のヒロインを演じた女優ケイト・ウィンスレットが、役を手に入れるまでの過程を紹介したいと思う。そのガッツあふれる精神は、教訓になること間違いナシだ!!

・『タイタニック』のヒロインを演じたい!

『タイタニック』が公開されたのは1997年だが、俳優のキャスティングが行われた当時、ケイトはまだ新進女優で、ハリウッドで知られた存在ではなかった。

そんな彼女が、『タイタニック』の脚本を読む機会に恵まれたのだが、読み終わった後に洪水のように涙を流してしまったという彼女は、「ローズ役を絶対に演じたい!」と思ったのだそう。そこで、事務所からジェームズ・キャメロン監督の電話番号をゲットしたケイトは、早速監督に電話をかけたのである。

・執念のような売り込みで猛アピール!!

すると、彼の車の電話につながり、高速道路を運転中だった監督にケイトは、「この役を演じないといけないんです。もし、私を配役してくれなかったら激怒しますから!」と、ほぼ脅しに近いような発言で必死にアピールしたのだ。

それが功を奏したのか、なんとかケイトは、ローズ役のオーディションを受けられることに。そして、オーディションの後には、監督に「あなたのローズより」とカードを添えたバラの花束まで送ったのだとか! もう、執念に近いような売り込みっぷりである。

・努力の甲斐あってローズ役をゲット!!

監督がバラの花を受け取った数日後、なんと、ケイトはローズ役をゲットしたのである!! 当初ローズ役には、ユマ・サーマンやグウィネス・パルトローといったトップ女優が候補に挙がっていたものの、キャメロン監督は新進女優だったケイトに賭けてみたようである。

その後、『タイタニック』は世界中で空前の大ヒットを飛ばし、ケイトが、押しも押されもせぬA級女優になったことは言うまでもない。

もし、ケイトがここまで努力していなかったら、彼女の女優人生はかなり違ったものになっていたのではないだろうか。今の時代では、下手をしたらケイトの行為は ‟ストーカー” 呼ばわりされなくもないが、その努力とガッツあふれる精神は、ぜひ真似したいものである。

参照元:YouTube、COSMOPOLITAN[1] [2](英語)
執筆:Nekolas

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