origamirobot

「ド~ララ~」という鳴き声(?)が可愛い、ドラえもんのミニ版「ミニドラ」。アニメへの登場回数は多くはないものの、故障してしまったドラえもんの体内に侵入し、完璧に修復してしまうなど、時に驚異的な能力を発揮する。

そんなミニドラさながらのロボット『Ingestible Origami Robot』を、マサチューセッツ工科大学(MIT)ほか、複数の大学が共同で開発中だと言う。「飲み込むだけ」で、あとはロボットが体の中を動き回って、異物を取り除いたり治療をしてくれたりするなんてスーパー未来的過ぎやしないか……!

・アイス状のロボットを飲み込むだけ

小さな子供が、オモチャやボタン電池などの小さな異物を飲み込んでしまう、といった事故はよく起きる。実際アメリカでは、年間に3500件ものボタン電池の誤飲事故が起きているらしい。そんな時に活躍を期待されているのが、今回紹介するロボットだ。MITやシェフィールド大学、日本の東京工業大学などが共同で開発しているという。

大人の人差し指の第一関節ほどの、とても小さなロボット。初めは氷に包まれた状態だが、私たちはそれを「ゴックン」と飲み込むだけでOK。あとは磁場を利用して、ロボットは胃を目指して進んでいく。

・アコーディオンのように変幻自在!

胃に到達すると、ロボットを覆っていた氷は熱で溶ける。ここからロボットは仕事を開始! 長方形にスリットが入ったようなデザインのため、開いたり閉じたりできるそうだ。だからまるで、アコーディオンや折り紙のように変幻自在!! 誤って飲み込んでしまったボタン電池などの異物を見つけると、ピタッとくっついて回収。そのまま消化の流れに乗せて、体の外へと排出させてしまうという優れものだ。

・傷の治療や薬の投与にも

『Ingestible Origami Robot』の機能は、それだけにとどまらない。胃や腸にできた傷の治療や、必要な箇所への薬の供給も可能だそう。ちょっとしたものでも “手術” と聞くと、必要以上に心配や不安がつきまとうものだ。でもこのロボットが実用化されたら、「こちらを飲み込んでください。治療は以上になります」 ……なーんて日が来るのかな?

現在このロボットの研究チームは、ロボットの外側に付いている磁場を、センサーに変えるべく挑戦しているとのこと。さらなるハイテクロボット誕生の予感……

日々の生活に、大きな変化を感じることはあまりない。でも広い世界のどこかでは、このロボットのように、今日もアッと驚く発明がジャンジャン生まれているのかもしれない。そう考えると、なんだかワクワクしちゃうな~!

参照元:Mail OnlineMIT NewsLaughing SquidYouTube(英語)
執筆:こやぎ

▼人工の胃の中でロボットが動き回る様子だ