近年は、日本でもアメリカからHuluやNetflixといった、オンデマンド動画配信サービスが上陸。破格の値段で、国内外の映画やドラマが見放題で大きな人気を博している。

様々なジャンルの作品を網羅する動画配信サービスが台頭する一方で、インディペンデント作品やドキュメンタリーなど、特定のジャンルを専門としたサービスも増えつつある。そんななか、 ホラー映画専門の動画配信サービスが超マニアックすぎて、「スゲー!」と話題になっているので紹介したいと思う。

・米AMC局が放つホラー映画専門の動画配信サービス

マニアックすぎると話題を呼んでいるホラー映画専門の動画配信サービスは、米ケーブルテレビ局AMCが運営する「Shudder:シャダー」だ。ちなみにShudderとは、日本語で ‟ゾっとする” とか ‟身震いする” という意味である。

AMCといえば、世界中で大ヒット中のゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』と、そのスピンオフ版『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』を放送するケーブル局だ。それだけに、Shudderでストリーミングできる作品のセレクトが、とにかく秀逸なのである!

・作品数は400本以上!!

Shudderが扱っている作品本数は、なんと400本以上!! アメリカの新旧ホラー作品はもちろんのこと、アジアからヨーロッパに至るカルトホラーから超マニアックな作品まで、まんべんなく取り揃えられている。

例えば、日本映画では『オーディション』や『回路』、韓国の『箪笥<たんす>』や『悪魔を見た』といった映画も、リストに名を連ねている。また、ノルウェーやスウェーデンの北欧ホラーをはじめ、スペインやイタリアなどのヨーロッパ作品から、1900年代初頭の古いホラー映画まで楽しめてしまうのだ。

・使用料を払わなくても作品が鑑賞できるシステムがスゴい!

サービス使用料は、1カ月が4.99ドル(約550円)で1年で50ドル(約5540円)と、HuluやNetflixなどに比べても破格の安さ!

しかも、使用料を払いたくないという人でも、Shudderで作品を鑑賞できてしまうのである。どういうことかと言うと、同サービスでは、普通のテレビのように常に作品がランダムに配信されているということ。メンバー登録さえすれば何かしらホラー映画が見られるのだ。

何の作品が、いつ配信されているかは見てからのお楽しみだが、タイミングによっては映画の最初から見ることはできない。だが、先入観なしにいろんなタイプのホラーを見てみたいという人には、新しい作品と出会いやすいシステムとなっているのである。

今のところShudderは米国のみで鑑賞可能だが、HuluやNetflixのように、近いうちに日本に上陸する可能性もある。なので、ホラー映画ファンは、期待して待っていても良いかもしれないぞ!

参照元:Facebook @ShudderTechHive(英語)
執筆:Nekolas

▼海外で人気の高い日本ホラーの代表作『オーディション』

▼筆者が見たホラー作品で一番怖かった韓国映画『箪笥<たんす>』も作品リストに!

▼米AMC局の大ヒットゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン6の予告編