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このトリック、筆者(私)は1ミリもわからなかった。理系学生のパラシャントさんも解けなかったようで、ネットで助けを求めたところ、こんな解説が寄せられたのだそう。ザックリ説明すると以下のとおり。

1.まず、例の三角形ABCをひっくり返して、斜辺(AC)を直径とした円の中にあてはめてみる。

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2.すると、円周に90度角(B)がのっているはず。(B)の角を円の中心(o)から垂直になる場所まで動かす。

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3.直角二等辺三角形が完成! このとき、(oB)の長さが最長になる。

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(oB)は半径の長さに等しい=5。つまり、斜辺が10の直角三角形の場合、底辺と高さの比率がどうであれ(B)から下ろした垂直線はどんなに長くても “5”。

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だから、元の問題のように、90度角から斜辺に向かって垂直に延ばされた直線が、“6” となる三角形は存在しえないというのだ。

──そういうことだったのか!

何ということだろう。この円を使った解説を改めて見ると、難しい公式や定理は使われていない。正直、小学生でも理解できる話ではないだろうか?

だが、この問題は知識だけでは太刀打ちできない。数学的センス、洞察力、そして何より重要なのは、「本来、ひざまずかなければならない相手から、与えられたもの」にさえ、“本当かな?” と疑うことができるチカラではないだろうか?

ただ入社試験というシーンでは「あまりにも不親切」という声もある。しかし、世界をリードする企業ともなると、これほどの能力が求められるということなのだろう。

参照元:Telegraph、Quora[1][2](英語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.