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1人の女性が生涯で経験する「月経の合計時間」は、6年半以上だと言われている。数字にすると、その長さに改めてビックリしてしまうが、多くの女性にとって「月経」とは長期的につき合っていくものなのだ。

しかし、“生理” や “月経” は学校で習っただけ、という人だっているはず。男性に多いかもしれない。ではそんな人が、生理用品と関わることになったらどうなるだろうか? 今回は、娘に「生理用品を買ってきて」と頼まれたお父さんを紹介したい。

・生理用品ってどこに売っているの?

この度、ティア・サーヴァさんが、お父さんに「生理用品を買ってくるよう」にお願いしたそうだ。うんうん、生理中って体調が悪くなったりするから、誰かに買ってきてもらうと助かるよね! 特に身内なら頼みやすい。

けれども、彼女のお父さんは生理用品について全く知識を持っていなかった。どこに売っているかも分からず、娘に「なに売り場にあるの?」とテキストチャットで質問したのだ。そこから、お父さんの怒濤(どとう)の問いかけが始まることに。以下、2人のチャットを見てみよう。

父:「どれを買えばいい?」
娘:「Always(オールウェイズ、 “いつもの” という意味)」
父:「え? いつもの何だって?」
娘:「Always っていう商品名なんだって」
父:「そうか」「3.5ポンド(約570円)もするのか?」「しかも Always にもたくさん種類がある!」
娘:「落ち着いて」
父:「他の女のお客さんが、こっちを不審そうに見ている! 早く!!」
娘:「夜用が欲しいの。紫のパッケージで、匂いと羽根つきのをお願い」
父:「羽根つきって、何だ!?」「あと匂いつきって、実際に匂わなきゃいけないのか?」
娘:「パッケージに書いてあるから、大丈夫」
父:「分かった。実際に嗅いだら、変な目で見られるよな」

そうか。「夜用」も「匂いつき」も「羽根つき」も、生理用品を使わない人にとっては、不慣れな言葉だもんね!

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・お父さん「クリームはいるか?」

そして最後にお父さんは「クリームはいるか?」と質問。ん? “生理用の特別クリーム” なんて、一般的な存在だっけ? 娘も「え? クリームってなに?」と面食らっている模様。どうやらお父さんは、生理中の女性はクリームをつけていると思い込んでいたようだ。娘から「とにかく早く帰ってきて」と言われて、お父さんのミッションは完了したのだった。

・ネット上は大笑い「お父さんがカワイイ」

この会話がティアさんの Facebook 上で公開されると、大笑いする人が続出。「お父さんがカワイイ」「私もお兄ちゃんにお願いすることがある」などのコメントが寄せられている。

なかには「自分で買いにいけよ、くそ女!」なんて意見も見られた。うーん、たしかに慣れない “任務” を恥ずかしく思ってしまう男性側の気持ちも分かる。でも恥ずかしがらなくても大丈夫! 生理用品売り場で困っている男性がいても、「ああ、家族のために買いにきたのかな」と思うだけだから!!

参照元:Metro(英語)、Facebookソフィ生理辞典
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼こちらが親子のやり取り