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私(佐藤)は、2016年は昨年に続き、“ローストビーフの1年” になりそうな予感がしている。神戸発、東京・高田馬場にお店がある「レッドロック」はいまだその人気が衰えず、蒲田にオープンした「the肉丼の店」もまた、肉好きの間で話題となっている。いずれもローストビーフ丼で知られるお店だ。

そんなローストビーフ業界に、新風を吹かせそうなお店が誕生した。そのお店「37 Roast Beef」は、日本のステーキブームの先駆けとなった店舗の姉妹店なのだとか。これは本当に新しい風が吹くかも!? ここで1日限定10食のローストビーフ重を食べてみた!

・ステーキブームをけん引したお店の姉妹店

お店は10周年を迎えた表参道ヒルズの3階に、2016年4月22日にオープンした。六本木ヒルズのステーキ店「37 Steakhouse & Bar」の姉妹店である。

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・ニューヨークカットが気になる

このお店の売りは、ローストビーフを厚切りで提供する「ニューヨークカット」である。先に紹介した2つのお店では、薄切りの「イングリッシュカット」で丼を提供しているのに対して、厚切りカットは一線を画すといえるだろう。これはぜひとも厚い肉を食いたい! と思ったのだが、メニューを見てその気が変わった。

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1日10食限定の『ローストビーフ重(2000円)』を見つけたのだ。私は “限定” という言葉に弱い。1日10食なら食っておかねばと思い、ローストビーフ重を注文した。厚切りカットも食いたいけど、200グラム4500円はランチで手の出る金額ではない。また次回に……。

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・もっと気軽に食べたいところ

ここはきちんとしたレストランだ。表参道でそれなりの値段を取るとなると、こういうきちんとしたスタイルがふさわしいのかも。最初にポタージュが出てきた。コレを行儀よく食べるのだが、「肉を喰らう!」っていう感じじゃないかも。もっと気楽に食べたいんだけど。

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そしてメインのローストビーフ重が来た! なんとも上品な盛り付けじゃないか。お重に入った料理は丁寧に盛り付けられており、付け合わせの青唐辛子の色目も鮮やか。

低温でじっくりと焼き上げるというローストビーフは、ほのかに色づいており、サシもキレイだ。こうして見ると、やっぱり薄切りも悪くない。

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・品を感じる繊細な味

一切れ口のなかに放り込むと、肉は口のなかで消えてしまう。トロけるね~、これはウマいな。レッドロックや the肉丼の店のようなドーン! と勢いのあるローストビーフも良いが、ここのように品を感じるローストビーフも悪くない。薄切りの繊細な味わいは、厚切りだとどうなるのか? 非常に気になるところだ。

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繊細なローストビーフの味を楽しんでみたいという人は、一度食べてみて頂きたい。1日限定10食なので、早めの時間にお店に行った方が良いのかも。

・今回訪問した店舗の情報

店名 37 Roast Beef
住所 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館3F
営業時間 11:00~23:00、日曜日11:00~22:30

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24