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一般的に天ぷらは高級食である。職人さんがカウンター越しに揚げてくれる天ぷらはもちろんウマいが、ド庶民である筆者にとっては回らない寿司屋さんと同じくらい敷居が高く、滅多なことで足を運べるお店ではない。

だが、高田馬場や神保町にある『いもや』だけは違う。カウンター越しに天ぷらを揚げてくれる上に味も間違いなく、とにかく安い! さらには店員さんの人柄も最高な、完全無欠の天ぷら屋さんなのだ

・天ぷら定食は600円

JR高田馬場駅から徒歩で10分ほど、早稲田大学のほど近くに『いもや』はある。かれこれ30年以上もこの地でお店を営む『いもや』は、早大生ならば知らぬ人はいないと言われる名店で、今なお多くの人に愛され続ける “レジェンド天ぷら店” といえよう。

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学生に愛される秘密は、とにかくその安さ。看板メニューの「天ぷら定食」は、えび・いか・きす・野菜3種・海苔の天ぷらに加え、大きめの白米としじみの味噌汁までついて、なんと破格の600円! 「時間止まってるだろ!!」と思わざるを得ない、驚異的な価格設定だ。

・えび定食も最強コスパ

今回は800円の「えび定食」をオーダー。600円の天ぷら定食があまりにも衝撃的な価格なので、800円と聞くと高いとさえ感じるかもしれないが安心して欲しい。えび天定食も、他では味わえない最強コスパ定食なのだ。

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まず、えび天は4本……4本である。衣ばかり大きいえび天ではなく、口の中でパツンと弾ける大ぶりなエビは、まさに「えび天定食」の名にふさわしい。さらには野菜三種類と海苔天、白米としじみの味噌汁まで付いて800円とは……これなら毎日通えてしまうではないか!

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・味も値段も人柄も優しい

天ぷらはサクッと揚げたてで、申し分ないウマさ。何よりツンツンしていない丸みのある優しい味わいで、これが『いもや』の人気の秘密なのだろう。お会計時におばちゃんが「ありがとうね」と渡してくれた “塩あめ” には、限りない優しさが詰まっているのだ

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なお、神保町と高田馬場では若干価格差があるから注意して欲しい。……どちらにしても安いけどね。味も値段も人柄も優しい『いもや』。初めて訪れる人でもきっと懐かしい、優しい気分になって店を後に出来ることだろう。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 いもや
住所 東京都新宿区西早稲田3-13-12
時間 ランチ11:00~14:30 / ディナー17:30~19:00
休日 日曜・祝日

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼いもや。外観も雰囲気がある。
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▼こちらが「えび定食」で800円。しじみの味噌汁も最高なんだよなぁ。
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▼えびは4本。
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▼口の中で弾けるブリッブリのえび。
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▼紅ショウガと漬物はご自由に。
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▼お会計したときにくれる塩あめ。優しい。
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▼名店だ!