時として、奇妙な出来事や衝撃的な事件が映画や小説になることがあるが、逆に、映画の中でしか起こらないような事が実際に起こることもある。

そんな、無人島に遭難した男のサバイバル生活を描いた映画『キャスト・アウェイ』を彷彿とさせる、遭難劇が起きたというので紹介したい。孤島に遭難してしまった男性3人が、砂浜に「HELP:助けて」と文字を描いて助けを求めたおかげで、無事に救出されたのである!!

・まるで映画『キャスト・アウェイ』のような展開に!


匿名の男性3人が、太平洋のミクロネシア海域で小舟に乗っていたところ、大波にさらわれて船が転覆。彼らは、真夜中の海をなんとか泳ぎ切り、ミクロネシア連邦のファナディック島にたどり着いたという。この島は、米ハワイ州オアフ島から南西約4200キロの距離に位置しているそうだ。

彼らは、誰も住んでいない孤島で丸3日間を過ごした。そして、遭難したことを知らせるために、ヤシの葉などをかき集めて砂浜に「HELP」の文字を描き、助けを待っていたのだ。『キャスト・アウェイ』で、孤島に遭難した主人公が全く同じ事をしていたのだが、まるで映画そのものの展開である。

・海軍航空機が ‟HELP” の文字を発見!!

そして、連絡が取れなくなった3人に対して遭難届けが出され、レスキュー隊が捜索を開始。しかし、17時間かけて捜索が行われたものの彼らを発見できず、米海軍航空隊が出動することとなった。

すると、出動から2時間後に海軍航空機が、砂浜に描かれた「HELP」の文字を発見!! ビーチにいた男性は、救命胴衣具を両腕に付けて振り、飛行機に向かって合図を送っていたとのこと。

・遭難した3人が無事に保護される

その後、ファナディック島に船が派遣され、3人は近くのプラプ島へ無事に保護されたそうだ。彼らが『キャスト・アウェイ』やサバイバル番組を見て、遭難した時の知識を心得ていたのかは謎だ。だが、どんな絶望的な状況でも出来るだけの努力をしてみるべきだと、教えられたように思う。

ちなみに『キャスト・アウェイ』では、「HELP」の文字で助けは来なかった。それにしても船が転覆した時、3人ともが真夜中の海を島まで泳ぎ切れたことも奇跡だが、無事に保護されて本当に何よりだった。

参照元:Facebook @U.S. Coast Guardthe guardianMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼救命胴衣具を両腕に付けて、飛行機に向かって合図を送る遭難者

▼こちらは『キャスト・アウェイ』の予告編。1:53~に砂浜に書かれた「HELP」の文字が