人は時々、モノの見え方に惑わされる。たとえば2016年2月、1枚のジャージの色が “緑と金” に見えるのか、それとも “青と白” に見えるのかで世界中が騒然となった。2015年には1枚のドレスが、 “青と黒” か “白と金” で物議をかもした。

そして再び、世界中のネットユーザーがある動画に注目している。その動画には、子ども用のおもちゃのレールが並べられており、一見長さに違いがあるように見えるのだが……。重ねると同じ長さ! これどうなってんの!?

・長さが違うの? 一緒なの?

動画を投稿したのは、BBCアカデミーのトレーナー、マーク・ブランク・セトル氏だ。2本の木製のレール、手前に置かれたものが長く、奥側に置かれたものが短いように見える。ところが、その2本を重ね合わせると……。長さがピッタリと一致するのだ。

実はこれ、100年以上前にアメリカの心理学者ジョセフ・ジャストロー博士によって発見された目の錯覚。「ジャストロー錯視」というそうだ。そのカラクリがわかったとしても、並べておくと長さが違うし、重ねると長さが一緒になるし……。どういうことなの!?

ちなみにマーク氏のこの投稿に、世界中のネットユーザーからコメントが殺到。彼は最初のうち丁寧に返答していたのだが、そのうちに手に負えなくなったようで、返答を諦めたらしい。さらにどうでも良いことだが、動画のBGMがうるさいので音量注意。

参照元:Twitter @MarcSettleunexplained-mysteries.com(英語)
執筆:佐藤英典

▼ムダにBGMがデカいので、再生時には注意