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ブラックのラベルにカラフルなボディーソープ。思わず飾りたくなってしまうほどオシャレなUK発の自然派コスメブランド、LUSH(ラッシュ)。そして、そのブラックのラベル上を走り抜けるようにつづられた商品名。そのフォントは、「ラッシュ文字」というラッシュオリジナルのフォントだという事をご存知だろうか?

実はほとんどが手書きか、それを取り込んで印刷したものだという特別なフォントであるラッシュ文字。 “特別” だって……? そう聞くと、さらに詳しく知りたいではないか。書いているところも見たいではないか。ていうか、自分の名前を書いてほしいではないか……!

そんな特別なラッシュ文字で、今回なんと『ロケットニュース24』というロゴに加え編集部メンバーの名前を書いてくれたラッシュさん! 動画とともにご紹介しよう!!

・ラッシュの象徴「ラッシュ文字」

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ラッシュのアイテムは、デザインのみならずその名前にもこだわりを感じる、ハイセンスなネーミングが特徴。そんなイカした名前を、よりカッコよく商品に刻みつけるのが……ラッシュのシンボル「ラッシュ文字」だ。

商品ラベルの文字はUKのスタッフの文字をもとにしたフォントを使用しているが、商品用の小さな看板や壁面などに書かれたラッシュ文字は、手書きもしくは手書きを機械で読み込んで印刷されたものなのだという。

・書けるのは数人

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そんなラッシュ文字は当然、誰でも書けるというものではない。日本国内でも社内のごく数名、限られた人しか書けないのだという。国内で必要なラッシュ文字は、その限られた日本人スタッフの手によって書かれているということだ。

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ラッシュ文字は、ラッシュの至るところで発見できる。お店のポップはもちろんのこと、先日見学したラッシュキッチンの黒板にも書かれていたし、工場の壁にも思いっきり書かれていた! とにかく、ラッシュで刻まれる文字はすべてラッシュ文字だと言っても過言ではない。

それを書けるのが数人って……超貴重だし、書く人はさぞ大忙しなのだろう……。今回はそんな貴重な人物である渡辺さんに色々とお話を伺いつつ、さらにはラッシュ文字でロケット編集部メンバーのライターネームを書いていただいたというわけなのだ!

・道具

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使用するペンは主に白のポスカ。書く文字の大きさによってペンの太さも変わるという。真っ黒のケント紙にササっと書いていき、それを取り込んで、プラスチック板に印刷するのだそう。ペン特有の少しかすれるような書き味もそのままに印刷されるため、まるで直筆で書いたような仕上がりになっている。

・特徴

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ラッシュ文字はシャシャッと走り書きしたような、右上がり気味の斜体が特徴。日本のラッシュでは当然、英語のみならず日本語の「ラッシュ文字」も必用となるわけだが、それら日本語のラッシュ文字は、渡辺さんと、もうお一方の本田さんが基準を定めているそうだ。具体的にはどういうこと……? 

渡辺さん:「日本語は丸みを帯びていて、ラッシュ文字のイメージと違ってきてしまうので、全体的に文字を縦長に、跳ねるところはしっかり跳ねて書くよう意識しています。また、壁面に書く場合は英語と一緒に書くことが多いので、よりカクカクとした字を心がけています。」

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・練習方法

テキストとかがあるの?
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渡辺さん:「テキストがあるわけではなく、とにかくUKのオリジナル文字を見て、真似して。見本はなく、上記のように均一な太さで書くためのペンの使い方を練習したり、『S』や『G』などの特徴的な文字を中心に練習していきます。また、年に何度かあるUKでのミーティング前に、練習会のような時間を設けられることもあります。」

・コツ

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渡辺さん:「ラッシュ文字は、太さを均一に書くのがルール。ポスカは、普通に持って書くと太い線と細い線とがでて、ばらつきがでてしまう。なので、なるべく手首を机に固定したまま書いていき、太さを統一するよう心がけます。」

──なるほど。私も実際にやってみたところ、これが意外と難しい! 渡辺さんはスラスラと書いているが、いざ太さを均一に書こうとしても、あんなに滑らかには書けなかったのだ。また、体を左にずらすのもコツだとおっしゃっていた。そうすると右上がりに書きやすいようだ。

・ロケットメンバー名がラッシュ文字に!

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そんなこんなを踏まえ、せっかくなので私DEBUNEKOとロケット編集部の名前をラッシュ文字で書いてもらったところ……まるでロケットニュース24がオシャレお風呂コスメにでもなったかのようなクオリティに歓喜した!!

それぞれ、太字での日本語表記に加え、細字でのローマ字表記も加えてもらったところ……おお! GO羽鳥の「G」がまさにラッシュ! ローマ字表記での「HATORI」の不揃いな感じもカッコイイ!!

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「佐藤英典」、「和才雄一郎」は完全に漢字のみなので、ちょっと離して眺めるとようやくラッシュの香りがする程度だが……ローマ字表記が加わった途端に、ラッシュアイテムっぽさがグッと増したのだ!!!! すごいすごい……!

特に「YUICHIRO」がすっごくイイ。「WASAI YUICHIRO」というボディクリームがあってもよさそうなほどだ。保湿力たっぷりのクリームを想像してしまうぞ。「佐藤英典」という奇抜なカラーのバスボムもありそう!

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「P.K サンジュン」「沢井メグ」という日本語のラッシュ文字もとてもイイ雰囲気。メグ記者の名前はロージーな香り漂うソープなんかピッタリではないか。個人的に私DEBUNEKOはシトラス系のマッサージーバーになりたい。

──といった具合に、図らずもローマ字・漢字・カタカナが織り交ざった色んなバリエーションで書いていただけたのも、とっても貴重! ラッシュは商品はもちろんのこと、パッケージやラベル、その文字までこだわりが徹底しているなあと、改めてそのエンターテイメント性に惹かれた私。

YouTubeでは渡辺さんの手により鮮やかに記されていくロケットメンバー名をまとめた動画も公開しているので、そちらも是非ご覧あれ!

取材協力:LUSH JAPAN(ラッシュジャパン)
参考リンク:YouTube
Report:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.

▼こちらはラッシュ文字でロケットメンバーを書いてもらった動画。

▼ロケットニュース24ロゴのラッシュ文字バージョン!
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▼私DEBUNEKO。
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▼編集長GO羽鳥はブラックなシャワージェルなんていかがだろう。
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▼パンチの強い佐藤記者はバスボムのイメージ。
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▼この色合い、佐藤記者っぽい……!
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▼マドンナ、メグ記者はうっとり系の石鹸になってほしい。
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▼もち肌系ゆるふわ男子の和才記者はには、ボディクリームとしてお肌をしっとりスベスベに覆ってほしい。
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▼とにかく明るいP.K記者。クレイソープ(遊べる粘土石鹸)とかどうだろう。
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▼こちらがクレイソープ。好きな形を作って遊んだ後は、シャンプー、ボディーソープ、バブルバーとしても使えちゃうアイテムなのだ!
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▼書いているシーンも絵になるLUSHのオシャレさ。
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▼普段の文字までラッシュ文字というわけではないそうだ。
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▼とにかくあらゆる場所にラッシュ文字。
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