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Amazon で買い物するときには、他のユーザーが書き込んだレビューを参考にする人も多いだろう。果たしてこれを買った先人たちは、満足したのか? それとも後悔したのか? 実物を見ることの出来ない Amazon だからこそ、レビューの声はとても貴重だ。

けれども中には、目を疑うような “変わったレビュー” が寄せられることもある。例えば、度々話題になっている「バナナスライサー」なんかそうだ。単純にバナナをスライスするだけの道具なのだが、なんと5000件以上ものレビューが集まり、その多くが「人生変わった」などと大絶賛しているというのである……。

・400円のバナナスライサーに5000件以上のレビューが集まる

米Amazon で販売されているバナナスライサー『The Hutzler 571 Banana Slicer』。名前からも分かるように、バナナを食べやすい大きさにスライスする、お値段3.52ドル(約400円)のとってもシンプルな道具だ。

しかしこのスライサーは、ネット上ではちょっとした有名な存在のようだ。なぜなら Amazon で5000以上のレビューが付き、人々がほめまくっているというからである。語るべきことは多くなさそうなのに、みんな一体どんなレビューを書いているの!?

・トップレビュー「人生が変わったから、ミュージカルを書いている」

最も評価されているレビューには、バナナスライサーのおかげで「人生が変わった」と書かれている。このレビュアーは、ナイフの使用を禁じられているため、今まで手でバナナをスライスしていた。でも手ではキレイに切ることが出来ないので、いつも怒りを爆発させていたのだとか。そんな中出会ったのが、このスライサーだ。

「バナナスライサーのおかげで私の人生は激変した。強烈な怒りや、太く切れたバナナに対する憎悪に、もう身を焦がされなくてもいいんだ!」

現在ではこの人物は、穏やかな気分でミュージカル制作に没頭出来ているそうだ。うーん、バナナスライサーがここまで人生を左右することになるなんて知らなんだ。

・「離婚せずに済んだ」「Wi-Fi 化されていない」などユニークなレビュー

だがスライサーのスゴいところは、もっと多くの人生にも好影響を与えているいう点である。他にも「離婚せずに済んだ」「昇進出来た」「バナナを食べられるようになった」「米軍お墨付き」「サルも愛した!」などなど、数えきれないほどの “人生変わりました” レビューが集まっているのだ。

もちろん低評価だってあるが、「Wi-Fi化されていない」「説明書が日本語だったから使い方が全く分からなかった」「ハンマーでバナナをスライスしていた頃よりは、マシな程度」とこちらも一風変わった内容ばかりなのだった。

・Q&A も変

また商品に関する Q&A も、少しおかしい。「スライサーを買って以来、ウチのバナナたちが話さなくなってしまいました。どうしましょう?」「いいえ。この商品はキュウリには使えません。バナナは黄色ですが、キュウリは緑だからです」「スライサーでバナナを切りすぎてしまいました。元に戻す道具はありますか?」など、ユーモアあふれる質問や答えが並んでいる。

2011年あたりから上記のような “謎レビュー” が寄せられては、ネット上で語り継がれてきたこのバナナスライサー。これらのレビュアーが真剣なのか、ふざけているのかは、私(筆者)には分からない。そういえば以前には、「バナナケース」でも同じような状況になっていたっけ……。

参照元:Amazon.comindy100(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

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