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世界中で愛される自動車番組『Top Gear(トップ・ギア)』の司会を務めた名トリオといえば、ジェレミー・クラークソンさん、リチャード・ハモンドさん、そしてジェームズ・メイさんだ。おバカなことを、莫大なお金をかけて真剣にやる彼らの姿は、私たちを楽しませ、ときに勇気づけてくれた。

そんな3人の中でも最も知的で紳士、慎重で好奇心の強いメイさんが、この度海外サイト Reddit に登場し、質問を受け付けたというではないか! ということで今回は、ジェームズ・メイさんが冗談を交えて行った Q&A 64選をお伝えしちゃうぞ!!

Q1:『Top Gear』で最も怖かった瞬間はいつですか?
A1:ジェレミー・クラークソンの顔を始めて見たときだね。同時に、最も面白かった瞬間でもあるけれど。

Q2:では番組での最も悲惨な体験は何ですか?
A2:スタジオに用意されるビュッフェが大嫌いだった。1970年代のグダグダなウェディングパーティーに出て来るような料理だったんだ。

Q3:『Top Gear』の旅で目撃した、最も変わった出来事って何ですか?
A3:ビルマ・スペシャルで、僕を助けてくれたイヌ。今でも時々思い出すよ。

Q4:『Top Gear』で好きな NGシーンはありますか?
A4:あの番組自体が、NGシーンだけで出来上がっているようなもんだよね。

Q5:クラークソンとハモンドと一緒に働くのってどんな感じですか?
A5:誰、それ?

Q6:プライベートでもクラークソンとハモンドと仲が良いんですか?
A6:そんな人たち知らないな。会ったことないや。

Q7:あの2人と、Amazon プライムで新番組を予定していますよね。いつ頃から始まるんですか?
A7:2016年の秋かな。 それ以上詳しいことは言えないんだ。

Q8:新しい番組は、『Top Gear』に比べてもっと自由に色々なことが出来るんですか?
A8:実は『Top Gear』でも比較的自由にやってたんだよね。

Q9:新しい番組の1番の目玉は何ですか?
A9:僕が出演することさ。

Q10:新しい番組で何かワクワクしましたか?
A10:番組の予算額を聞いたときにワクワクしたよ。

Q11:残りの人生を一緒に過ごさなければならないとしたら、クラークソンとハモンドのどっちを選びますか?
A11:ハモンドだ。だって、彼は小さいからスペースを占領しないからね。家が大きく見えるよ。

Q12:アヒルくらいの大きさのクラークソン100人と、馬くらいの大きさのハモンド1人、どっちと戦いますか?
A12:100人のクラークソンだ。

Q13:『Top Gear』で何か気に入らないことがあると、あなたは “Oh cock” とよく言っていましたね。1番初めにこの言葉を使ったのはいつですか?
A13:モナコのレースで、アストンマーティンに負けたときだね。

Q14:あなたのおかげで “Oh cock” が世間一般でも使われるようになりましたね。幸せですか?
A14:きっと多くの人が、あの言葉を聞いて僕を思い出すんだよね。もっとマシな言葉にしておけば良かったな。

Q15:『Top Gear』では、よく自動車ダチア・サンデロをバカにしていましたね。あなたはお好きなようでしたが、本当はどう思っていたんですか?
A15:思ったよりも良い車だよ。僕は “負け犬” 的なものが好きなんだ。

Q16:もしもクラークソンの匂いがする香水作りを命じられたら、どんな気持ちがすると思いますか?
A16:気持ち悪い。

Q17:クラークソンについて多くの人から色々と質問されると思いますが、嫌になりませんか?
A17:本当に嫌だよ!

Q18:ハモンドの代わりに、自動運転車が番組の MC を務めることになったりしないのでしょうか?
A18:ハモンドはいつだって番組から外される可能性があるからね。自動運転車が代わりになる前に、他の理由でいなくなるかもしれないよ。

Q19:クラークソンとハモンドは見向きもしないけれど、あなたにとって興味深いことは何ですか?
A19:相対性理論。あの2人は全く分かっていないんだ。

Q20:あなたがザ・スティグの “中の人” だったんじゃないんですか?
A20:噂では、僕だったって言われているね。

Q21:番組内でクラークソンはよくドラムを担当していましたが、彼の腕前はいかがでしたか?
A21:あのドラムの音を聞いて、彼が倉庫でも立てているのかと思ったよ。

Q22:パタゴニア・スペシャルの撮影中に、あなたは落馬して肋骨を3本折りましたね。あの状態で車を運転するのはどれくらい痛かったですか?
A22:ものすごく痛かったよ。まあ今でも馬と話すのは好きだけど、乗らないようにしているよ。

Q23:あなたの出演する番組が好きです。番組を作るとき、目的や方向性などで迷ったりすることはありますか?
A23:自分がどこに向かっているか分かっているのは、退屈な人々だけだ。

……さらなる質疑応答は、次ページ(その2)へ GO!

参照元:Reddit(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:稲葉翔子