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商品を宣伝するために制作されているCM映像。最近では、宣伝する商品を全面に出さない切り口で映像を見せるティザー広告というものが流行っている。例えば本日3月25日にNTT西日本が電報のスペシャルムービーを公開したものもそうだ。

現代の日本音楽界において、天才との呼び声が高いミュージシャン・米津玄師が主題歌を担当したこの映像は、ひと目見ただけでとんでもないクオリティーであることがわかる。NTT西日本頑張ったな……と思っていたら、開始10秒で乗っ取られちゃった!?

・米津玄師とは

ここ最近の米津玄師の勢いは半端ない。2015年10月7日に発売された3rdアルバム『Bremen』は、日本レコード大賞の優秀アルバム賞に続きCDショップ大賞も獲得。独特の冷めた温度の曲調に乗せて、リズミカルに歌われる小説のような世界観の歌詞は、胸をエグられるものがある。
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実をいうと私(中澤)は、2014年に渋谷O-Crestというライブハウスでお忍び出演した米津玄師と対バンしたことがある。音の飽和するライブハウスで聞いてもその曲やアレンジ、歌詞は鋭く突き刺さってきた。2ndアルバムの『YANKEE』も買った。普通にファンですサーセン

・動画開始10秒で乗っ取られるNTT西日本

それはともかく、動画を再生してみると、伊藤寧々演じる女の子が歩いているシーンからスタートする。バックに流れるのは恐ろしくクリアなカッティングの音。使われている曲は、3rdアルバム『Bremen』から「シンデレラグレイ」。
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動画開始10秒、バンドインの音に合わせて、彼女の目の前におとぎ話の擬人化動物のようなキャラが現れる。一瞬にして、NTT西日本のCMが米津玄師の世界観に乗っ取られる
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・クオリティー半端ないけども

その後も歌詞の世界観にリンクするように映像のストーリーが進んでいく。音と映像の噛み合い方といい、質感といい、完全にMVですやん! ティザりすぎィィィイイイイ!!!!

動画の内容は、NTT西日本をはじめとする製作者の気合いがビシバシ伝わってくる上、米津玄師ファンは大歓喜間違いなしのクオリティーとなっている。ちなみにCMで伝えたいのは電報の素晴らしさ。どこで出てくるかと合わせてチェックしてみてくれ!

参照元:YouTube
執筆:中澤星児

▼開始10秒で乗っ取り被害に合うNTT西日本