img_5252

打倒・ソフトバンク。今季のプロ野球はどの球団もそのような思いだろう。それもそのはず、ソフトバンクはソフトバンクは日本シリーズを2連覇中。てっぺんを叩かないことには、パ・リーグ制覇の活路が開けてこないからだ。

ではどの球団が追随する一番手か。そう考えた時に思い浮かぶのが、昨季パ・リーグ2位の北海道日本ハムファイターズ。シーズン前に下位予想されがちだが、フタを開けてみたら上位にいる「日ハム」である。

・投打の中心がチームにいる

なにせ日ハムには、二刀流の「大谷翔平」がいる。名実ともに球界を代表する選手となった彼は、開幕前から球速162キロを計測し、ここまでかつてないほどの仕上がり。白星が計算できる絶対的なエースがいることは、チームにとって大きな強みだ。

そして打線の中軸には侍ジャパンで4番を務めた経験のある中田が君臨。昨季30本塁打、102打点と結果も残しており、さらなる飛躍を遂げることが期待されている。シーズンを通して結果が残せるのは、投打の中心がいるチーム。この条件を日ハムは満たしている。

・波に乗ると強いハズ

それに加え、鉄壁の守備を誇る外野陣、さらに扇の要には「打てる捕手」である上、23歳と若い近藤だっている。そう考えると、今季も日ハムは強いと言っていい。所属する選手の年齢も比較的若いため、勢いに乗せると止まらないことも考えられるだろう。

・栗山監督はチームをどう料理するのか

ただ、攻守に隙がないと思いきや、不安材料もある。クローザーには増井がいるものの、そこまでどのように継投していくのか……だ。救援陣が盤石と言い難いため、接戦となれば苦戦を強いられる機会も多くなるかもしれない。

しかし、そこは指揮をとって5年目を迎える栗山監督の仕事。どう料理するのかその手腕に注目したい。また、どこからともなくヒーローが出てくるのが「北海道日本ハムファイターズ」というチームだ。今季も上位を争ってくることは間違いない。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ → 「2016年プロ野球展望