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飲食店検索サイト、食べログ。点数がさほど高くない中にもおいしい店は多々存在するが、点数が高い店はそれなりの安定感があるのも確かである。ましてや高得点とされる4点以上、さらにいうなら「ジャンルNo.1」のお店は絶対にウマいに違いない。

今回は、食べログ「うなぎ部門」第1位の池袋『かぶと』に足を運ぶ機会に恵まれたのでご報告したい。結論からいうと、うなぎの概念を覆されるほどの衝撃的ウマさと、インパクト絶大の大将が心に残る超優良店であった。

・半年待ちの人気店

2016年3月15日現在、食べログで4.36点という驚異の数字を叩き出している同店。うなぎ部門第1位であることは先述した通りで、この点数は全飲食店の中でもトップ50入りしているハイアベレージだ。

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筆者は知人の誘いでたまたま伺うことになったのだが、現在予約しても平日なら半年待ち、土曜日ならば8カ月待ちという人気ぶり。果たして半年待っても食べたいうなぎとは、どんな味なのだろうか?

──と、ここで説明しなくてはいけないのが、かぶとの大将の存在。各種メディアを通じご存じの方も多いかもしれないが、一言でいえばいわゆるガンコ親父である……しかも最強におっかないタイプのガンコ親父だ。誘ってくれた知人に散々脅され、筆者はお店へと向かった。

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・超おっかない大将

運がいいのか悪いのか、大将とすぐ近くの席に着いた筆者。鋭い眼光と角刈り頭からは、恐ろしいほどの職人魂が伝わってくる。そして大将の洗礼が始まった……。

「ここは俺の店です。俺に合わせて下さい。気に入らなければ帰ってください」
「今までみなさんが食べて来たうなぎはクソです!」
「なんでそんなうなぎを食べて来たのか? それはみなさんの頭が悪いからです」
「写真を撮っても構いません。ただ、熱いうちにすぐ食べてください。いつまでも写真撮ってるなら帰ってください」

……と、気が弱い人ならば涙目確定の “大将節” が炸裂。内心ヒヤヒヤしながら、宴(うたげ)の幕は切って落とされた。

・バリエーションの多さに驚愕

1品ごとに大将の解説を聞きながら「えり焼き」「ひれ」「きも焼き」「しっぽ」「バラ身」「おおかま」「レバ焼き」などを食べていく……そしてそのどれもが絶品! 正直うなぎは、蒲焼き・白焼き・肝焼き・肝吸い くらいしか知らなかったが、うなぎ1匹でここまでバリエーションがあるとは驚きである。

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特に「レバ焼き」は絶品で、牛や豚と同じレバの風味がありながら、少しの雑味もないピュアな味わい。もしかしたら全レバの中でも、うなぎのレバが一番ウマいかも……と思うほどの絶品であった。

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・コスパも最強

白焼きと蒲焼きももちろん絶品。お世辞抜きで、こんなにウマいうなぎは食ったことがない。俺が今まで食べてきたうなぎは、大きいドジョウだったのかも……? と振り返るレベルである。

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しかも会計は1人1万円強だったから、コスパも最強ランクに入るだろう。白焼きと蒲焼きがそれぞれ1人前ずつ出て、串焼きフルコースを堪能し、酒やつまみを頼んでこの値段である。ただし今回いただいたのは「この時期は天然じゃありません」とのことだったので、天然ものの場合は値段が変わるから注意して欲しい。

・大将は優しい人だった

最初は超ビビっていたものの、途中からは「えり焼きと おおかまはどう違うんですか?」「なんでうなぎの身ってこんなに膨らむんですか?」などと質問していた筆者。「オメー堅気じゃねーな!?」と凄まれもしたが、大将は全ての質問にわかりやすく答えてくれた。

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また最後に店を出ると、小窓から「おいトウモロコシ(筆者につけてくれたあだ名)、お前さんいい目の付け所してるよ」と、フォローを忘れない優しさもあったことは記述しておこう。なお、大将は2016年3月いっぱいをもって引退し、2代目に店を引き継ぐそうだ。

半年先となると大将には会えないが、間違いなく待つ価値はある超優良店だと断言する。きっとこれまで体験したことがない、最高のうなぎを味わえるハズだ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 かぶと
住所 東京都豊島区池袋2-53-2
時間 17:00~22:00
休日 日曜・祝日・木曜

参考リンク:食べログ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼半年先まで予約が取れない、池袋の「かぶと」だ。
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▼蒸した「えり焼き」は超ウマかったが、「それよりマズいもん、うちの店にはないから」と言われた。
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▼えり焼きの塩。
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▼うねうねと動く、うなぎの肝。噛まないで飲み込む。
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▼ひれ焼き。激ウマ。
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▼ウマすぎた きも焼き。苦みが少しもない。「みなさんが食べてるきも焼きが苦いのは腐ってるから」by 大将。
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▼一口蒲焼き。
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▼しっぽ。ビビるほどウマかった。
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▼手前で焼いてるのがしっぽだ。
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▼ばら身。まぐろでいう “中落ち” らしい。
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▼おおかま。
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▼そして絶品レバー。これでうなぎ11匹分。
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▼肝わさ。食感も最高。
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▼白焼き。写真は4人分。ウマすぎ危険。
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▼蒲焼き。ウマすぎ天国。
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▼ドーン!
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▼この無敵感と来たら!
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▼ちなみに、うなぎは焼いているうちにどんどん膨らむ。聞くと「膨らまない魚なんて無いんだよ!」とのこと。
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▼きも吸い。
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▼豆腐もめちゃめちゃウマかった。
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▼おしんこ。
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▼これだけ食べて酒も飲んで、1人1万円ちょい。半年待つ価値は絶対にある。
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▼大将は超怖かったけど、超優しい人だった。

大将は激コワだったけど優しい人だった。「とうもろこし」とあだ名をもらった。

A photo posted by PKサンジュン (@p.k.sanjun) on