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皆さんは『グリーン・デスティニー』という映画作品をご存じだろうか? この作品は、中国・香港・台湾・アメリカの合作による武侠(ぶきょう)映画で、2001年の第73回アカデミー賞で10部門に候補に上がり、最終的に4部門を受賞した名作である。

その後の物語を描いた『ソード・オブ・デスティニー』が、世界最大の動画配信サービスNetflixで、2016年2月26日よりオリジナルアクション超大作として全世界同時配信を開始した。そのWEBムービーが神奈川・横浜市の街中で撮影されたのだが……。

なんと、街のド真ん中でワイヤーアクションを展開! 撮影場所に行ってみたら、ハイライダー(高所作業車)が2台も道に横付けしてて笑った。やり過ぎ!

・マトリックスのアクション監督

『グリーン・デスティニー』といえば、ド派手なワイヤーアクションで話題になった作品。アクション監督を務めたのは、巨匠ユエン・ウーピン氏である。彼は『マトリックス』シリーズや『キル・ビル』でもアクションを世界的な支持を得ている。今作でもまたその大役を担っており、アクションへの期待値は高い。

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・日常にワイヤーアクションを持ち込んだら?

もし仮に、日常にワイヤーアクションを持ち込んだらどうなるだろうか? それを実際にやってみたのが、今回の横浜での撮影である。横浜公園前の日本大通りに2台のハイライダーを配して、2人の男性が宙づりになるというもの。2台のハイライダーが並んでいるだけでも、なかなかの迫力、何か起きそうな予感である。

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・男性2人のいざこざに武術指導!

WEBムービーのストーリーはこうだ。縦列駐車で車が擦ったとか擦らなかったとかで、2人の男性がいざこざを始める。そこへ突然香港撮影クルーとアクション監督がやって来て武術指導すると共にワイヤーアクションが展開されるのである。日常の風景が突然、ダイナミックに大変身! ただの小競り合いのはずだったのに、壮大な物語を感じさせてくれる。WEBムービー本編を見ればその迫力が伝わるだろう。

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・ワイヤーアクションに挑戦

ちなみに私(佐藤)はこの日、特別にワイヤーアクションを体験させてもらった。上半身にハーネス(安全ベルト)をしっかりと着けワイヤーを装着。まずは身体を後方に一回転させる、サマーソルトキックに挑戦! ワイヤーアクションチームの方によると「後ろに倒れるだけで、クルっと回りますから」というが、それが結構難しい!

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後ろに倒れると同時に、天地が逆になって一回転するので、目が回る~……。俳優は撮影時にこういうのを何回もやってるのに目が回らないのか不思議だ。そして次は街灯につかまって、一周するというものだ。これは横方向に回転しなくてはならない。実際にやってみると……。

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これまた難しい! 身体を横にグッと引っ張られるので、バランスがとりづらい。翌日腕がパンパンになるほど筋肉痛になってしまった。街灯をつかむだけなのに……。ちなみにこのWEBムービーに、私がチラッと出演しているぞ。

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実際にWEBムービーを見てみると……。いたーーッ! マジで出演している。どこにいるか、わかるかな~? ほんの一瞬、登場するので、まばたきせずに最後まで見ろよ! それにしても、あのアクション大作のその後を描いた、『ソード・オブ・デスティニー』は見応えバツグン、アクション映画の新世紀到来といっても過言ではない! 迫力の映像に刮目せよッ!!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼佐藤がどこにいるか探してみてくれよな!

▼横浜の街中にハイライダー2台を配して、ワイヤーアクション! 何コレすごい!!
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▼WEBムービーは、日常にワイヤーアクションを持ち込んだら? というもの。2人の男性のいざこざにワイヤーアクションチームが加勢して……
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▼何コレすげぇええ! 映画みたい
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▼佐藤もワイヤーアクションに挑戦
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▼目いっぱい高く上げてもらうと……。こぇええ!
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▼公開された動画を良く見てみよう。どこかに佐藤がいるぞ!
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