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色々なサンドイッチが食べられるサブウェイ。好きなパンや具材、ドレッシングなどが選べて、自分好みにカスタマイズ出来るところがとても便利! 美味しいサンドイッチを作ってくれる従業員のみなさん、いつもありがとうございます!!

実は海外のサブウェイでは、 “サンドイッチを作る人” に、ある名前が付いているのだとか。それは「サンドイッチアーティスト」! なんだかカッコいいけど、あれ? 日本ではこの名は使われていない気が……。なんでだろう? ということで、その理由をサブウェイに直接聞いてみたぞ!!

・「サンドイッチアーティスト」とは何ぞや?

ちょっと照れくさいかもしれないけれど、誇らしさも感じられそうな素敵な名前「サンドイッチアーティスト」。例えばアメリカのサブウェイのホームページをチェックしてみると、あるある。求人情報に「サンドイッチアーティスト」という項目があるのだ。

さて、そこに書かれているサンドイッチアーティストの仕事内容を読んでみると、“接客とサンドイッチ調理、食の安全管理” などとある。

一方、日本のサブウェイのホームページでは、同様の仕事内容の肩書きが「アテンダント」となっており、サンドイッチアーティストという名前が見当たらない。なぜだろう?

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・日本での呼び名は、サンドイッチアーティストじゃないの?

そこで日本のサブウェイの広報さんに、なぜサンドイッチアーティストという名称が使われていないか質問してみたところ、以下のような答えが返ってきたぞ!

「日本上陸当時1991〜1992年には、世界的にもサンドイッチアーティストという言葉で呼ばれていませんでした。日本ではモチベーションを上げる名称にしたいと考えて、よりサービスの意識を持ってもらえるようにアテンダントと名づけた経緯がございます」

「その後、海外のサブウェイは、サンドイッチアーティストという名称を使い出しましたが、日本はアテンダントという名称がそのまま残っているという状況です」

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なるほど。アテンダントの方が、サンドイッチアーティストよりも古いのだな。そんな経緯があったなんて知らなかったよ!

また「今後は呼称の統一も検討したい」ということなので、日本のサブウェイの従業員もサンドイッチアーティストと呼ばれる日が来るのかもしれないなあ。

・サンドイッチアーティストと呼ばれるのってどんな感じがするもの?

海外ではサンドイッチアーティストという言葉は、わりと広く知られている模様。海外サイト『Reddit』でも、「私、サンドイッチアーティストです(でした)!」という人々から、サブウェイ関連の様々な体験談などが寄せられているのだ。

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その中から「サンドイッチアーティストと呼ばれてどんな感じがするか」など、名称に関して従業員の気持ちが分かるやり取りを少しだけ紹介しておきたい。

Q:「サンドイッチアーティストと呼ばれるとちょっと恥ずかしくならない?」
A:「ちょっと恥ずかしいけれど、サンドイッチビッチとかよりはいいわ」

Q:「どの行程が1番アーティスティックだと思う?」
A:「パンを切るところね。私はパンを切るのが得意だけど、他の工程がちょっと苦手なんだ」

Q:「ただサンドイッチ作るのは、アートじゃないのでは?」
A:「あら、私、結構いいサンドイッチを作るのよ?」

Q:「自分のことを本当に “アーティスト” だと思ってるの?」
A:「仕事の肩書きだからね。うん、思っているよ。まあ素敵な名前だし」

もちろん、みながこの名称を良く思っている訳ではなく、「 “アーティスト” よりも “メーカー” の方がいい」、「アーティストはちょっとこそばゆい」という意見も聞かれたのだった。

日本のサブウェイ従業員がサンドイッチアーティストと呼ばれる日は来るのだろうか? もしも来たら、みんなで力強く「サンドイッチアーティストさん!」と呼んであげようね!

参照元:Reddit[1][2]Subway US(英語)、日本サブウェイ
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.