2016-02-17 19.39.04 1

日本の約45倍という世界最大の面積を持つ大国「ロシア」。そのロシアは森林が占める比率が高く、なんとその規模は地球上の全森林面積の約22パーセントにもなるほど広大だという。

そんな森林の悪路にも屈しないようにと、現在ロシアのある会社からとんでもなく巨大なタイヤを搭載した “全地形対応車” が販売されている。これが本物の車とは思えないほどにワイルドなので、動画と共にご紹介したい。

・タイヤの直径は160センチ

その車を開発したのは、ロシアのシェルプ(Sherp)という自動車メーカーだ。同社のホームページによると、問題のマシンには日本の重機メーカー「クボタ社」のディーゼルエンジンが搭載されており、最高時速は45キロ。そしてタイヤの直径はなんと160センチもあるという。

・まるでワイルドミニ四駆

動画を再生すると、さっそく車の走行シーンが映し出されるのだが、「え? これ、ワイルドミニ四駆じゃなくて、本物の車!?」と疑がってしまうほど、ボディに比べタイヤが極端に大きいのである。このぶっ飛んだ発想は、まさに “おそロシア” だ。

・巨大なタイヤのおかげで沈まない

車は続けて凍った水面の上を走り始める。そして、1分30秒ほどのところで氷が割れたかと思うと、なんと車は「ドボン!」と水の中へ!! しかし恐れるなかれ、巨大なタイヤに入った空気のおかげで車は水没することなく、そのまま前進し始めるのだ。

・スタンダードモデルが約730万円

まるでおもちゃのようなデザインでありながら、なんともタフなロシアの全地形対応車。気になる価格はスタンダードモデルが約740万円(6万5000ドル)とのこと。

サイズから見て、日本で売れるかどうかは何とも言えないが……スケールダウンしてラジコンとして販売すれば、ヒット商品になるかもしれない。

参照元:YouTube、Sherp
執筆:K.ナガハシ

▼おもちゃにしか見えない車の動画がこちら。