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ラーメン激戦区として知られている北の大地「北海道」。そんな北海道在中の筆者が本当に美味しい一杯を見つけるために様々な店を食べ歩き、その味をお伝えするコーナー。それが「北海道ラーメン探訪」である。

第11回目となる今回は、『らーめん初代』をご紹介したい。小樽市内にあるラーメン店の中でもトップクラスの人気を誇る有名店で、ダシの風味を生かしたダブルスープと、こだわりの長期熟成麺が特徴だ。それではレポートしていこう。

・南小樽駅から徒歩4分

らーめん初代はJRの南小樽駅から徒歩で4分程、札幌駅からだと車で40分程のところにある。歴史の深さを感じさせる石蔵造りの店構えで、小樽ならではの雰囲気を楽しむにはちょうど良いロケーションだ。

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・1番人気は醤油らーめん

この店の1番人気は醤油らーめん。1カ月寝かせた特製の醤油ダレを使用しており、ベースとなるスープもこの醤油ダレとのバランスを基準にして作られているという。さらには、毎日の味の確認も醤油味で行っているとのことだ。筆者も迷わず醤油らーめんを注文、価格は税込800円である。

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・スープの濃い醤油色が食欲をそそる

5分ほどでテーブルに運ばれてきたラーメンにトッピングされていたのは、大きめのチャシューにメンマ、そしてネギと海苔というスタンダートなラインナップ。スープの濃い醤油色がなんともウマそうで食欲をそそる。

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・ダシの風味を生かした味が濃いめのダブルスープ

まずはスープをひとくち……これは風味豊かなスープだ。魚介系のダシの風味がフワっと香り、動物系の旨味がノドの奥に余韻を残す。さらにスープの表面に浮かんた油分が口の中でコクへと変化し、まろやかさを加えるのだ。一言でいえば「ダシの風味が効きまくった味が濃いめのダブルスープ」といった感じである。

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・こだわりの熟成麺

そして、次は麺。この麺にも店ならではのこだわりがあり、一般的な麺では4〜5日程のところ、この店の麺は9〜10日間も熟成させているという。箸で持ち上げてみると……やや縮れた中太麺で、なめらかな光沢がある。

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さっそく麺をすすると……弾力がありツルツルしていてノド越しが良い。濃いめの味付けのスープとのバランスがとれていて最後まで飽きずに食べられた。その他、チャーシューも厚みがあってホロホロと崩れるほど柔らかくてウマかったぞ。

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石蔵造りで雰囲気抜群のらーめん初代で食べた一杯は、ダシの風味とコク豊かなスープ、そしてノド越しの良い長期熟成麺が印象的な一杯であった。なお、札幌駅エスタ10階のラーメン共和国にも出店しているようなので、札幌駅に立ち寄られる方はそちらを利用してみるのもいいかもしれない。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 らーめん初代 (しょだい)
住所 北海道小樽市住吉町14-8
時間 11:00~15:00 / 土日祝11:00~19:00
休日 火曜

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
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▼石蔵造りの店構え「らーめん初代」
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▼メニュー。
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▼「醤油らーめん」
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