billy
あなたは14歳の頃、何をしていただろうか? 私(中澤)が14歳の頃は、学校と家を往復するだけの毎日だった。自分の平凡な人生が嫌でしょうがなかったが変えようという努力もせず、ただただ「何か起こってほしい」と待っている……そんな “普通” の日々だった。

現在話題になっているのは、あの頃の私とは正反対と言える14歳のストリートパフォーマーの映像。なんと彼は、クラシックギターのソロでロックバンド・クイーンの名曲『ボヘミアン・ラプソディ』を演奏してしまう。ギターではない音を巧みに表現するテクニックといい、美しく歌う音色といい、こんなの神に愛されているとしか思えない!!

・外見からは想像がつかない激ウマギター

少年の名前はビリー・ワットマン。14歳にして路上でクラシックギターを演奏しお金を稼ぐストリートパフォーマーだ。動画の演奏は、イギリスのエディンバラの路上で2015年8月に行われたものである。

彼がギターを弾きだすと、まずその音色の美しさにハッとさせられる。指で弾いた弦の振動がボディーに伝わり、甲高い倍音が空気を震わせる。これはウマいぞ……! 外見はいかにも14歳という感じの幼さが漂うが、クラシックギターを器用に扱う姿には貫禄さえ感じられる。

・天才すぎる表現力

最初のイントロ部分のピアノのアルペジオが始まると、高い音をハーモニクス音で表現するビリー。20世紀ロックの最高の名曲と呼ばれるこの曲の中でも屈指の繊細さを誇るこの1節をギターでこんな風に表現するなんて……。息を飲んで演奏に惹きつけられてしまう。

やがてサビ頭のコードが鳴り響くと、それは世界で一つだけしかない開放感に満ちている。ここまでの繊細な流れとのコントラストで、私は思わず天を仰いだ。ああ、なんでこんなに自由で美しいんだ……ちょっと天才すぎるだろ。

・神に愛されているとしか思えない

急転直下のコーラスパートに移行し、緊張感が増していく演奏。複雑なコーラスの掛け合いをギターで完璧に表現するビリー。ギターソロなのに、コードとメロディの多彩な弾きわけで人が歌ってるようだ! 神に愛されてるとしか思えねェェェエエエ!! 

演奏が終了すると、一瞬の静寂の後、割れんばかりの拍手が巻き起こる。その音量だけでたくさんの人が周りに集まっていたことがわかる。また、その人たちが静かに演奏に聞き入っていたということはビリーの素晴らしい才能の証でもある。

・ネットの声

この映像には海外のネット民たちから以下のような称賛の声が寄せられている。

「素晴らしい!」
「俺もプレイしたい……どこで習ったの?」
「なんてひらめき! 誰もこの曲インストゥルメンタルでやろうと思わないよ!!」
「信じられない才能だ!!!!」
「特別な才能を神から与えられてるわ」
「メタルカヴァー聞きたい」

なお、ビリーのYouTubeチャンネルには、アイアン・メイデンやマイケル・ジャクソンのカヴァーから、7歳の頃の映像なども上がっているので、気になった方は是非見てみてくれよな!

参照元:YouTube
執筆:中澤星児

▼14歳のストリートパフォーマーがクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』をフル演奏

▼こちらはクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』