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タイ屈指の規模を誇るチェンマイのナイト・バザール。街の中心地であるチャンクラン通りには、小さな露店がぎっしり軒を連ねている。その数は約700店、数秒でも立ち止まれば「どれにする?」と声をかけられるため、途中から全く店を見ずに、ただ前を見て歩く状態になる観光客も少なくない。

気がつけば、筆者も「死んだ魚のような目」でナイト・バザールを歩いていた。そんな時、雑踏の中からかすかに聞こえた「うちの店で生まれ変わりなさい」という女性の声で目を覚ますと、そこには新聞を読む1人のおばあさんがいたのだが……。

・気のせいじゃない!

「気のせいか……」と思って目をそらしたその時、今度はハッキリ「400バーツ(約1200円)でいいわ。来なさい」という声が! 振り返ってみると……おいおいマジかよ、さっきのおばあさんが新聞を畳んで立ち上がり、ニヤリと笑みを浮かべながら筆者を手招いている……!

・YORN YUK STUDIO

正直、お姉さんならまだしも、おばあさんに「生まれ変わりなさい」と言われてもドキドキしない。ニヤリとされても困るのである。そんなことを思いながらやって来たのは、撮影スタジオの『YORN YUK STUDIO』。どうやらここでは、タイの民族衣装を着て記念写真を撮影することができるらしい。
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・セクシー系をチョイス

壁には様々なパターンのコスプレ写真が飾られているが、モデルが全員外国人なので「自分が着たらこうなる」的なイメージが一切浮かばない……。そんな中、恥ずかしいとは思いつつも、筆者は壁のモデル群から「セクシーなイケメン」を指差してチョイス。
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おばあさんは再度ニヤリとうなずき、スタッフのお姉さんに「こいつを任せた」と告げて消えていった。お姉さんは特にリアクションもせず、筆者に「服を脱げ」と指示。もっと、「こっちの方が似合うと思いますよ~♪」「迷うなぁ~!!」的なやり取りを期待していたのだが、着替えとメイクが終わるまで会話は一切無し。
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・寒気しかしないポーズ

撮影では、プロのカメラマンが想像以上のポーズを筆者に要求してくる。「笑って」と言われてもマジで全く笑えない恥ずかしいポーズばかりだったが、そんな中でも笑顔を生み出すのがプロカメラマンの技なのだろう。出来上がりを見てみると、そこには笑顔の筆者が……寒気がするのはきっと気のせいだろう
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・追加料金で画像加工も

また、筆者は時間がなかったので、400バーツで写真のデータだけをもらって帰ったのだが、お金を追加すれば画像の加工やプリントもお願いできるそうだ。ガチで生まれ変わりたい方にはオススメである。

いかがだっただろうか。ナイト・バザールで時間を持て余している人がいたら、ぜひ挑戦していただきたい。スタジオの場所は、ナイトバザールビルの2階だ。ただ1つ、メイクは落としてもらえないので要注意だぞ

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼ナイト・バザールの広場
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▼露店も華やかだ
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▼YORN YUK STUDIO
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▼お好みの姿に変身できる
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▼着替えとメイクは約10分で終了
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▼カメラマンの指示通りにポーズをするのだが……
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▼ちなみに、サタデーマーケットやサンデーマーケットはさらに混雑している
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