tachinomi

私事で恐縮ですが、「三度のメシより酒が好き」と豪語している割には、最近は2次会が辛くなってきました。これが、齢を重ねるということなのでしょうか。3次会だなんて、もはや考えられません……。今回のご相談は、2次会でも3次会でもなく、「ゼロ次会」に関するお悩みです。

・ご相談内容(アントワネットさん・女性)

「私の定時は18時です。彼氏の定時は17時半です。なので、仕事帰りのデート(デートと言っても、居酒屋で飲む程度ですが)は、だいたい18時半スタートになるのですが。彼氏が毎回、1人でゼロ次会をしてから、待ち合わせ場所に現れます。

立ち飲み屋とかで、1~2杯ひっかけてから来るのです。たかだか30分くらい、テキトーに時間を潰せば良いのに……、なぜ待てないのでしょうか? 私は、『お互い仕事お疲れさま』の意味を込めて、1杯目から一緒に乾杯したいのに……」

・酒好きというよりは「待てない性格」

筆者が思うに、彼がゼロ次会をするのは、お酒が好きという理由もあるのでしょうけど、それ以上に、「待てない性格」なのでしょう。筆者の周辺にも、男女問わず「待てない性格」で、ゼロ次会をやっちゃう人が何人か存在します。彼らを見ていてつくづく感じるのは、ものすごく自然体で生きているなぁと。

自然体で生きている彼らは、人生がとても楽しそうです。「待てない性格」って、子どもっぽいと言ってしまえばそれまでですが、言い替えると、自分の欲求に素直なのでしょう。

・1杯目の美味しさを共有したい旨、素直におねだりすべし!

「『お互い仕事お疲れさま』の意味を込めて、1杯目から一緒に乾杯したい」という乙女心は、痛いほどよくわかります! その乙女心を、率直に伝えてはいかがでしょう? 

仕事終わりの1杯目は格別な味わいです。それは、酒好きな彼もよくわかっているはず! 「かーっ、この1杯のために生きているぅ~」という感情を共有したい旨、可愛くリクエストなさってくださいね。

・30分で達成可能なミッションを課すべし

「可愛くリクエスト」が照れ臭いなら、彼にミッションを課すのもアリ。「ロケットニュース24で話題になっていたキン肉マンTシャツが気になるから、UNIQLOで私に一番似合いそうなデザインをピックアップしてきて」とか、「本屋で佐藤英典著、マミヤ狂四郎 イラストの『島根あるある』を買っておいて」とか。

・おひとりさま二次会で腹の虫を収めよう

彼にわざわざ伝える必要はないですが、こっそり「おひとりさま2次会」を催して、腹の虫を収めるのはいかがでしょう。彼とバイバイした後、コンビニに寄って、カンチューハイとテキトーなスナック菓子を買って、家でひとりゆっくり飲み直すのです。甘いものがお好きならスイーツでも良いでしょう。一緒にご馳走様したと思わせておいて、実はまだ飲み食いしていますからねと、ひとりでドヤ顔しましょう。

30分も待たされているとイライラされるよりも、ゼロ次会でゴキゲンになってくれている方がよっぽど良いという考え方もあります。ポジティブシンキングで!

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter
イラスト:Rocketnews24.

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