hisashi
今年2016年でメジャーデビュー22年目を迎えるロックバンド・GLAY。ヒット曲「BELOVED」のイントロは、私(中澤)世代のギタリストなら1回はコピーしたことがあるんじゃないだろうか?

そんなギタリストハートを直撃するフレーズを弾くGLAYのギタリスト・HISASHIさんが、人気アニメ『おそ松さん』のオープニング曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」を弾いた映像が話題になっている。実際に映像を見てみると、アレンジや安定感、音質まで、クオリティーが異次元すぎる……。どうやったらこんなに違いが出るのか? プロってスゲェェェエエエ!!

・難しいことはしていない

まず映像を見て思ったのは、難しいことはしていないということ。アマチュアの中には数倍速く弾くことができる人も、もっと感情を揺さぶるプレイをする人もいるだろう。ではこのプレイは何がプロであり、何が凄いのか? 個人的な見解を書いていきたい。

・HISASHIさんの凄い点

HISASHIさんの凄い点は2つある。まず、圧倒的な丁寧さ。ブリッジミュートの粒も、ピッキングハーモニクスのニュアンスも、ダブルチョーキングの音程も、まるで修正でもしたかのように正確で美しい。一発録音にもかかわらず、抜群の安定感で音源にぴったり寄り添っていて、このままCDにできるクオリティーだ。

・漂うGLAYっぽさ

2番目はアレンジ。特にBメロの歌の裏で弾く裏メロや、サビの最後のフレーズをピッキングハーモニクスでユニゾンする部分、1回目のサビが終わった後のCメロのバッキングは極めてGLAY臭が漂う良いアレンジである。2回目のサビの前半で、上昇していくフレーズに変わる展開も地味に飽きさせない工夫がされていて良い。

もしかしたら1サビに入って4小節目のコードは、間違っているかもしれない。しかし、逆に言うとそのミスのおかげで生演奏であることがわかるので問題なしだ。とにかく、20年以上もプロでやり続ける演奏はさすがの一言。GLAYファンはもちろん、かつてGLAYに影響を受けた方は必見だ!

参照元:Youtube
執筆:中澤星児

▼難しいことはしていないのに、美しさすら感じるプレイだ!

▼アニメファンなHISASHIさん