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飲食店を選ぶ際、お客さんの舌は正直だ。おいしければ行くし、マズければ誰も行かない。もし味が落ちていようものなら、さぁ大変。それだけに飲食店経営は難しいというのは、よく聞く話だ。

だが、そんな不人気はどこ吹く風。「あなたはまだ、本物の焼きそばを知らない!」という強烈なキャッチコピーで、50年も愛され続けている焼きそば店があるのをご存知だろうか。その名も『想夫恋(そうふれん)』。大分県の日田市発祥で九州を中心に展開している名店である。

・一度食べたらヤミツキになる焼きそば

発祥の大分県はもちろん、九州北部出身者であれば必ず知っているのが想夫恋。一度食べたら病みつきになること間違いなしと言われており、実際に私(筆者)も病みつきキャリアの長いひとりだ。

・焼きそば餃子セットを注文

今回私が注文したのは、焼きそば餃子セット(999円)。玉子入り焼きそばも捨てがたかったが、空腹の度合いからそのようにした。カウンターに座り、目の前でジュージュー焼いているのを見るのも楽しい。

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それはさておき、まずは先に出された餃子とご飯を少しずつ食べる。そしていい頃合いで真打ち・焼きそばが登場し、パクリと一口食べてみると……やっぱりおいしいぃぃぃ! ここの焼きそばは一味……いや二味も違う!

・おいしさの秘訣

その理由は2つある。まず1つは、使用されている野菜がモヤシとネギだけということ。野菜の水分が焼きそばに含まれないようにされているため、ベチャッとした食感がまったくないのが特徴だ。

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そしてもう1つは麺の焼き方にある。料理している様子を見ているとわかるが、ここの焼きそばは麺だけを焼いている。通常は野菜と麺を混ぜて焼くのが主流。しかし、想夫恋は本当の「焼き」+「そば」をしているのだ。そのため、今までにない独特な食感を味わうことができる。

・人気が人気を呼んで拡大中

シンプルな料理にもかかわらず、長年愛されているのはオンリーワンの焼きそばをお客さんに提供できているからだろう。九州北部以外では店舗が少ないが、近い将来全国区で展開しても何ら不思議ではない。もし「想夫恋」を見つけたら、ぜひその味を確かめてみて欲しい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 想夫恋 小郡店
住所 福岡県小郡市津古1133−1
時間 11:00〜21:00
休日 木曜

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼お店の外観
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▼シンプルなのに激ウマ!
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▼一口サイズの餃子もおいしい
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▼ごはんはおかず
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