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「お客様は神様です」との言葉があれど、やはり客も店員も人間同士。イザコザが生じてしまうこともあるものだ。今回もあるカフェの価格設定を巡って、客と店員の間で熱い “意見の交換” が行われた。

1人の客が「1杯のお湯を頼んだら、こんなに請求された。ボッタクリだ!」と口コミサイトに怒りの投稿をしたところ、店長が「説明しましょう」と反論。するとネット上で「店長の切り返しが見事だ!」と話題になったという。さて、店長はどんな説明をしたのだろう?

・『トリップアドバイザー』に怒りの投稿

争いの舞台は、世界中から口コミが寄せられる有名サイト『トリップアドバイザー』。この度 “ハンナ・C ” と名乗る女性が、英ヨークのカフェ『 Bennet’s Cafe & Bistro』に関する怒りの投稿を行った。

ハンナさんの話はこうだ。金欠だった彼女が、友人と入ったカフェにて “1杯のお湯” と “1枚のレモンスライス” を注文したところ、2ポンド(約330円)の請求を受けたのだとか。

・ハンナさん「高すぎ!」と激怒

もっと安いと思っていた彼女は、この料金にビックリ。ウェイターに「なぜ、ただの水がこんなに高いのか」と文句を言うと、「レモンスライス1枚のコストを知っているか?」と “失礼な態度” で質問を返され「レモンスライス1枚は、1人分のお茶と同じ(2ポンド)」だとの回答があったそうだ。

ちなみに、友人が頼んだチョコレートケーキは1.9ポンド(約315円)だったそう。ハンナさんは店の料金設定とウェイターの態度に怒り心頭で、投稿は「もう二度と行かないし、友人にも家族にも行かないように言ってまわる」と、締めくくられていた。

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・店長はどう反論したのだろう?

すると『 Bennet’s Cafe & Bistro』の店長が、同サイト上でハンナさんの投稿に返答。「 “ぼったくり” だと感じられたことを、残念に思います」と書いた上で、「あなたがカフェに入ると、ウェイターが席に案内し、メニューを渡しますね。オーダーが決まるのを待って、注文を受け……」と、ハンナさんを接客したウェイターの仕事を1つ1つ列挙していったというのだ。

・家賃や光熱費、人件費だってかかるのだ

そして、店長の説明は、以下のようにお金の話にうつっていく。

「お店を経営する上で、家賃、光熱費、銀行手数料などの諸経費がかかります。1時間あたり27.5ポンド(約4600円)ほどでしょうか。そして、人件費だってかかります。従業員には、1人の人間がまっとうな暮らしを営めるだけの給料を支払わなければいけません。有給休暇、保険料、オープン、クローズ作業なども含めて、人件費は1時間12.5ポンド(約2000円)ほどです」

計算すると、店を運営するには1時間で40ポンド(約6600円)、1分間で67ペンス(約110円)の費用がかかることになり、付加価値税を加えたハンナさんへの2〜3分間の接客には、1.6ポンド〜2.4ポンド(約260〜390円)必要なことが判明したのだった。

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・ネット上では店長を支持する声が多数

以上のように “街のカフェで飲むお茶” と “家で飲むお茶” の値段が違う理由を説明した店長は、最後に「“お店の給仕をタダで受けられる” というあなたの厚かましい思い込みを感じて、私たちの接客も失礼になったのでは」と結び、反論を終えている。

このやり取りは、ネット上でも大きな反響を呼んでおり、「カフェだって商売だからね」「店長が正しい」「お金がなければ、ペットボトルを買って、公園でおしゃべりすれば良かったのに」「店長がこんな反論してしまったら、店のイメージが悪くなりそう」などのコメントが寄せられているようだ。

どこの国でもお客さんとお店の間には、色々なことが起こるもの。さて、あなたは2人の意見をどう思う?

参照元:MashableMail Online(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.