両親の思いが込められ、つけられる名前。親の名前から文字を取るパターンをはじめ、その方法はさまざまだ。好きな著名人の名前を参考に命名、漫画の登場人物からつけるのは珍しくなく、有名どころでいえば、漫画『北斗の拳』から息子を賢士朗、娘を友里亜と名付けた空手家の角田信朗さんがいる。

もちろん、名付ける上で大切なのは親の気持ちだが、海外で少し変わった名前を付けられた女の子が話題になっているのでお伝えしたい。なんとサッカーファンの父親が贔屓(ひいき)にしているクラブの名前を娘につけていたのだ!

・娘の名前が父の好きなクラブ

英国メディアによると、クラブ名が名前になったのはイングランドの強豪・アーセナル。オーストラリアのスミス夫妻のクレアさんは、2歳になる娘の名前にクラブ名が入っていたことをつい最近知ったという。

・逆さ文字を名前に

ただ、娘が2歳になって知ったと語っているように、生まれた当時は知らなかったクレアさん。アーセナルはあくまでもクラブチームの名前であるため、旦那もド直球で「アーセナル」と娘に名付けるのは、ためらいがあったのだろう。

子供に愛するクラブの名前をつけたい……でもそのままでは……。そんな苦悩が想像できるが、そこで旦那が発動したのは逆転の発想だった。なんと「Arsenal」を逆さにして「Lanesra」と表記。ラネスラちゃんと名付けたのである。

・世界中で大反響

このニュースはサッカーファンを中心に世界中で話題になり、思わぬ大反響を呼んだ。ちなみにクラブ名を反転させてもそう成り立つものではないため、ネット上ではこの名前に対し「天才かよ」や「旦那のアイデア勝利」といった声が見られた。

近年、日本では当字や難字によるキラキラネームが主流となっているが、英語圏では漢字がないのでそれはできない。それでもあの手この手で自分の思いを子に伝えるのは、世界共通のようだ。

参照元:Mashable(英語)、Twitter @ArseCannonPics
執筆:原田たかし