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改めまして、新年あけましておめでとうございます。すでに仕事始めを迎えた方も多いと思うが、読者の方はどんなお正月を過ごしただろうか? 海外旅行や寝正月も悪くないが、「特にやることない!」という人には、ぜひ『七福神めぐり』をオススメしたい。

昨年もお伝えしたが、ここ5年ほど筆者は「七福神めぐり」にハマっている。そして今回は映画「男はつらいよ」の舞台として有名な『柴又七福神めぐり』に出かけてみたのでご報告するぞ。

・江戸時代からの縁起物

そもそも「七福神めぐり」とは、江戸時代に広まった正月の風習のこと。「松の内」と呼ばれる1月15日まで神様が滞在しているとされ、その期間内に寺社を巡ると幸福をもたらし、災いを回避できるとされている。一言でいえば、とても縁起の良い粋な正月の習わしといえるだろう。

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日本全国津々浦々、数多くの七福神めぐりがあり、東京にも多くの「七福神めぐり」が存在する中、今回筆者が選んだのは『柴又七福神めぐり』だ。マジな話「男はつらいよ」の寅さんに深い憧れを抱く筆者は、前日からワクワクが止まらなかった。だって寅さんが歩いた道を歩けるんだぜ!?

・京成高砂駅近く「観蔵寺」からスタート

……それはさておき、スタートは長寿延命の神様・寿老人の「観蔵寺」から。観蔵寺は京成高砂駅が最寄り駅となっており、柴又七福神めぐりの中で唯一、離れた場所にある。ここで色紙を購入し、商売繁盛の神様・恵比寿天の「医王寺」へ向かうといいだろう。

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2カ所目以降は比較的 近所に寺社が集まっているので、軽い散歩気分で出かけてもOK。3カ所目、出世と財福の神様・大黒天の「宝生院」を抜け、三徳を兼ねた神様・福禄寿の「万福寺」でご朱印をもらったら、いよいよ帝釈天(たいしゃくてん)こと「題経寺」に突入だ。

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・七福神めぐりビギナーにオススメ

戦いの神様・毘沙門天の帝釈天は、初詣の参拝客でごった返していたものの、この境内に寅さんがいたと思えば待ち時間も気にならない。参道で名物の草団子を口にすれば、多少の疲れなら吹き飛ぶこと間違いなしである。

知恵と財宝の神様・弁財天の「真勝院」と、千客万来、家運隆盛、家庭円満、商売繁盛などマルチすぎる神様・宝袋尊の「良観寺」でご朱印を押せば、柴又七福神めぐりは無事終了。ざっと距離は5キロ弱だから、のんびり歩いても2時間ほどみればいいだろう。

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筆者がこれまで体験した七福神めぐりの中でも、距離が短くそこまで混雑していなかったから、初心者にはかなりオススメだ。ちなみに柴又七福神めぐりは一年中体験できるが、七福神の御開帳は1月15日までとなっている。縁起のいい習わしだから、興味がある人はぜひ出かけてみてはいかがだろうか。

参考リンク:葛飾区観光サイト「柴又七福神めぐり」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼まずは京成高砂駅からスタート。駅構内にパンフレットがあるぞ。
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▼長寿延命の神様・寿老人の観蔵寺。
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▼ここで色紙を購入しよう。御朱印はどこも200円だ。
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▼2カ所目は、商売繁盛の神様・恵比寿天の医王寺。
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▼3カ所目。出世と財福の神様・大黒天の宝生院。
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▼徐々に集まって参りました。
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▼4カ所目、三徳を兼ねた神様・福禄寿の万福寺。
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▼そしていよいよ5カ所目、戦いの神様・毘沙門天の題経寺へ。題経寺とはかの有名な帝釈天のことである。
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▼ここでコッソリ「寅さん御守り」を購入。

▼6カ所目、知恵と財宝の神様・弁財天の真勝院。
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▼そして最後、7カ所目が宝袋尊の良観寺で七福神めぐりは終了。
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▼各寺社には、七福神のプロフィールが記載されているぞ。
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▼とんでもないご利益 待ったなし!

▼最後は寅さんのいる柴又駅から帰るのがオススメだ。七福神めぐりを終えると、毎回マジでいい気分になる。
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