ロケットニュース24

【実録】『スクラッチの宝くじ』を100万円分買ってみた

2015年12月31日

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人生で初、そして最後の大バクチでした。

さて、みなさんは『スクラッチくじ』という宝くじをご存知でしょうか。その言葉通り、削ればすぐに結果がわかるクジです。だいたい1枚200円で、10枚セットで販売されています。

その1枚200円のスクラッチクジを100万円分買ったら、1等は当たるのでしょうか。子供の頃から気になっていたので買ってみました。ただ、その前に嫁を説得する必要があります。なぜなら、自腹購入なので……!

・嫁を説得

私:「スクラッチクジを100万円分買って、どのくらい当たるか試してもいい?」

嫁:「いいんじゃない、だって、もし本当に当たったらアナタのモノになるってことでしょ? ちなみに100万円分って何枚?」

私:「5000枚。」

嫁:「それさ、そこそこあたりそうじゃない? 」

さすが私の嫁、理解がチョッパヤです。むしろ「そこそこ当たりそうじゃない」という返事までもらえました。これで準備は完了です。

ということで、まずは銀座に行って、みずほ銀行で100万円をおろしました。宝くじを買うために100万円をおろしたのは初めてです。足のブルブルがマジでおさまりません。

ちなみに、ロケットニュース24の編集長GO羽鳥がカメラマンとして同行してくれたので、「一緒に50万円ずつ投資して当たった山分けしない?」と持ちかけてみましたが、最後まで「ムリ〜! ムリ〜! 絶対ムリ〜」と満面の笑顔で拒否されてしまいました。残念ですね……。

・「100万円分ください」と伝えると……

さて、おろしたてホヤホヤの100万円をガッチリ握りしめて、今度は当たりが出ると有名な数寄屋橋の宝くじ売り場へと向かいます。すると、その日は年末ジャンボの発売最終日。長蛇の列ができていました。ただ、私が買うのはスクラッチ100万円分。この列に並ぶ必要はないのです。なんという優越感。私の列はコッチです。コッチコッチ。

ドキドキしつつ並び始めて5分後、スタッフから「どうぞ〜!」という声が。早速、「スクラッチ100万円分ください!」と伝えると、「ええええ?? はい?」という困惑した表情。回りにいたスタッフにも動揺が走ります。

すると、奥にいたスタッフがお札を扇状に広げて数え始めました。スタッフによると、一度にこれほどスクラッチを買った人は見たことがなく、最高でも10万円程度とのこと。

最後に「当たりますように!」と優しい声をかけてもらい、スクラッチがいっぱいに入った紙袋を2つ渡してもらいました。はぁぁ……。なんという満足感と高揚感でしょうか。ここまでくると、自分が何をやっているのかイマイチわかりません。

・取材を受ける

さて、「会社に帰ってがんばって削るぞ!」と思ったその時でした! なんと、年末ジャンボで取材をしていたカメラマンが、私に取材をしたいというのです。一体どういうことでしょうか。私が買ったのはスクラッチ100万円分です。取材対象を完全に間違えています。

カメラメン:「何をこんなに買われたのでしょうか?」

私:「スクラッチ100万円分です」

カメラマン:「1等はいくらでしょうか」

私:「100万円です」

カメラマン:「ほへ?……」

おそらくカットされたに違いないでしょう。ただこれをきっかけに、私の周りに何人かの人だかりができます。「何を買ったの?」「え、100万円分? スクラッチ?」と、多くの人から質問攻めにあいます。

とにかく、無事にスクラッチクジ100万円分を入手できました! あとは会社に帰って削るだけ!

続きは次ページ(その2)へ。

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Photo:RocketNews24.

【実録】『スクラッチの宝くじ』を100万円分買ってみた(その2)

その前に、今回購入したちびまる子ちゃんのスクラッチ宝くじの等級と、本数を確認しておきましょう。今回のクジは、全体で250万通、5億円分が売り出されているそうです。

1等(100万円)…… 25本
2等(10万円)…… 50本
3等(5万円)…… 100本
4等(1000円)…… 1万4400本
5等(200円 )……25万本
クリスマス賞 (1万円)……1万2500本

私は5000枚(100万円分)を買ったので、それを元にどの程度当たりがでるのか、確率を出してみたいと思います。

・1等100万円が出る確率 → 10万通に1本なので → 20分の1。
・2等10万円が出る確率 → 5万通に1本なので → 10分の1。
・3等5万円が出る確率 → 2万5000通に1本なので → 5分の1。

まず1等〜3等の出る確率ですが、意外と高いって思うは私だけでしょうか? だって1等が20分の1でしょ!? いやコレ、マジで出るんじゃね?(笑)

次に4等からクリスマス賞ですが、これは本数が多いので5000本中、必ず何本か入っていることになります。

・4等(1000円)……28本前後
・5等(200円)……500本
・クリスマス賞(1万円)…… 25本

つまり、5000枚の中には、4等28本前後、5等500本、クリスマス賞25本入っている計算となり、それらを合計すると、

(1000円×28)+(200円×500)+(10000円×25)=37万8000円

そう! つまり、37万8000円は当たる可能性があるのです。100万円使っても、約38%は戻ってくるなら少し安心ではないでしょうか。逆を言うと、約60万円を使ってギャンブルしているようなもの。なんだか当たる気がしてきました!

それでは、そろそろ結論にまいりましょう。スタッフ総出で削り、かかった日数は約5日間。

その衝撃の結末は次のページで!

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【実録】『スクラッチの宝くじ』を100万円分買ってみた(その3)

それではまず、クリスマス賞(1万円)ですが、これは全部で24本も入っていました。金額にして24万円。予想の25本に1本届かず残念な結果に……。

次に5等の200円。これは全部で486枚入っていました。金額で言うと9万7200円。おかしい(笑) 5等は必ず500枚入っているのに14枚足りません。どこかにいってしまったんでしょうか(涙) 今さら大量のハズレクジから探す力はありません……。来年にでも探そうっと。

そして、4等の1000円。これは全部で28枚ありました。金額にして2万8000円。予想とドンピシャ! スゲゲゲぇぇぇ……!

以上、必ず当選する等級から見てきましたが、次は、おまちかねの1等、2等、3等の結果となります。

ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

なんということでしょう!! 1等〜3等が……

ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

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ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

ねぇ!!!(苦笑) ウソやろ!? マジでネーーーのです。 ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪ 頭がマジで狂いそうです。だって、3等の5万円さえ当たらなかったのです。ヒドイ! こんなに頑張って1枚も出ないなんて!

マーーーーァァァンンンマママアアミミィィィーーーヤヤヤヤアァァァア !!!!!

ということで、最終的な結果は、合計36万5200円で着地。63万4800円のマイナスとなってしまいました。完全にウンに見放されてしまいましたネ。

その後、嫁にこの結果を伝えましたが、「えええ!スゴイ、36万円も当たったんだ。スゴイじゃん。何買う?」と声をかけてくれました。改めてすばらしい嫁であることを実感した次第です。

それではみなさん、良いお年をお過ごしください。そして、宝くじはホドホドに。ジャンガジャンガじゃんがじゃんが〜♪

▼5000枚削り終わった直後の私。当たりが出ず、実は放心状態

Report:Yoshio
Photo:RocketNews24.
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