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経営危機がささやかれる「日本マクドナルド」。子供の頃は行くだけで「うひゃああああああああ」と狂喜し、学生のときは友達とマクドナルドに寄り道していたのに、いつの間にか行かなくなってしまった、という人は多いのではないだろうか。

筆者だって別に嫌いになったわけではない。でも最近行かないなぁ……完全に余計なお世話かとは思うが、こんなマクドナルドだったら通うなぁというのを想像してみた。

・どうして行かなくなったのか考えてみた

マクドナルドの使い方は人によって様々だが、筆者の場合は “ハンバーガー食べたい!” というより、作業したり、ちょっとおしゃべりするような場所が欲しくて行くパターンだ。そして、ついでに何か食べる。

現在、マクドナルドのコーヒーは100円だ。500円出せばセットも頼める。にもかかわらず行かなくなってしまった。スタバやルノアールならドリンク1杯5~600円くらい普通に使うのに。

でもそこで600円なり、1000円なりペロっと使ってしまうのは、場所代&雰囲気コミの価格と納得しているからではないだろうか。だったら、どんな雰囲気でどんな設備のマクドナルドなら行きたくなるだろう?

・その1:電源席があったら行く!

まず思いついたのは「電源席」! カフェやレストランを選ぶとき、電源が使えるかどうかで決めている人もいるのではないだろうか? 私がそうである。

マクドナルドに電源席があれば、スマホの充電はもちろん、ちょっとPCで作業したいときとかにスルっと入ってしまいそうだ。以前、電源が使えた店舗で撤廃になっていて、ちょっとガッカリしたっけ……他の店が営業していない朝方や深夜帯に利用できるのが、とてもありがたかったので残念である。

撤廃の理由は、回転率が下がる、ということだったのだろうか。こっちだって長居するのは申し訳ないので、1時間いたらもう1品くらいは注文しちゃうよ! 

・その2:照明がギンギンすぎてつらい

もうひとつ思うのは照明である。マクドナルドの照明は、わりとギンギンに明るいので、何となく落ち着かないのだ。「落ち着かない=食べたらすぐ早く出たくなる」、というのは、もしかしたら回転率にプラスに働いているかもしれないが、“場所” が欲しい私は、そもそも早く出たくなる店自体、優先度が下がってしまうのだ。

・その3:自分が使えるスペースが欲しい / 座席の間隔

落ち着きたいと言えば、座席の間隔がもう少し広ければなぁと思う。狭いので、隣の人の声がよく聞こえると、やっぱりソワソワしてしまう。狭めのカウンター席ならスタバ等のカフェにもある。しかし、もう少し横の席とは間隔があり、自分が使えるスペースが広い。

マクドナルドは経営不振と言いつつも、昼間の混雑ぶりからすると、座席の間隔を広くとることは、やはり難しいのだろうか。

──以上である!

利用の仕方によっては「ハンバーガーさえウマければいい!」という人もあるだろう。個人的に思うのは、やはり食事をするにも、カフェ使いするにも「ちょっとゆっくりできるなぁ」と思える居心地の良さがあれば、マクドナルドも選択肢に入って来るというものなのだ。

別にハンバーガーがマズイわけでも、コーヒーが泥の味がするわけでもない。価格は以前と比べて割高感はあるけど、別に死ぬほど高いわけでもないから。ただ、以前と違って、同価格帯 or 少しプラスすれば、もう少し落ち着ける場所があるので、ついついそっちに行っちゃうんだよなぁ……。

勝手な話かもしれないが、マクドナルドの上野や原宿などの大型店舗の閉店が決まったというニュースを聞いて、やはり寂しくなってしまった。この先、一体どう生まれ変わるのだろう。みなさんはどんなマクドナルドなら行きたくなる?

執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.