wrestling

「諦めたらそこで試合終了ですよ?」。これは漫画『スラムダンク』の安西先生が発したセリフで、たとえどんなに厳しい状況に追い込まれたとしても諦めなければ物事は覆る……おそらく励まされた人も多いと思われる身にしみる名言中の名言である。

あれは漫画の世界だろと思うかもしれないが、そんな人にこそ今回ご紹介する動画を見て欲しい。レスリングの試合で本当にあった「一瞬で絶体絶命から大逆転する宙返り」を見れば、考えが変わることを約束しよう。

・2013年の映像

時は2013年。少々古い映像だが、赤(イラク)と青(ロシア)の選手が一進一退の攻防を繰り広げているのを確認できる。まず攻めたのは赤の選手。素早いタックルで足を取ると、どう見ても優勢な体勢になるため、さすがにこれは決まったか……そう思わずにはいられない。ところが!

・一瞬にして大逆転

軸足を蹴り上げられて万事休すかというまさにその時、見たこともないような光景が視界に飛び込んでくる。なんと青の選手は相手の反動を利用してその場で宙返り! 取られている足で相手を自分の方へ引きずりこみ、一回転した次の瞬間には優位なポジションへ移行。さらには背後をとってポイントを奪ってしまうのである!!

・絶対はないことを教えてくれる宙返り

スローで見て、ようやく何が起きたのかわかるほどの身のこなしは必見。諦めない火事場のクソ力が、一瞬で状況を変えてしまう原動力になったのだろうか。いずれにせよ、この世の中に “絶対” はない。ほんの一瞬だが、諦めない気持ちが大事なことを教えてくれる宙返りだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし