深刻な中国の大気汚染は、偏西風であおられた大気が日本まで押し寄せてくることがあるため、他人事ではない。そのせいか、日本では中国の大気汚染ばかりがクローズアップされて「大気汚染=中国」と連想しがちだが、世界一の大気汚染国は中国ではなくインドなのである。

とにかく、「北京を大きく上回る大気質指標の数字がヤバすぎる!」と、話題になっているので紹介したい。

・北京よりも深刻なインドの大気汚染

2015年12月8日、中国の北京で重度の大気汚染を警告する「赤色警報」が初めて発令され、大気汚染は深刻さを増すばかりのようだ。しかし、そんな北京を上回る大気汚染を引き起こしているのは、インドの首都デリーだというのだ。

現在、デリーのPM2.5(微小粒子状物質)は最大値が580をマークし、PM10の数値は、なんと999という数字に到達し ‟重汚染” が警告されている。

・大気質指標の数字がヤバい!

一方の北京は、PM2.5の最大値が400でPM10は190の数値を示し、‟中度汚染” に指定されている。数字を見ただけでも、どれだけデリーの大気汚染が大変な事になっているかが、分かって頂けるのではないだろうか。

ちなみにPM10とは、直径2.5μm(マイクロメートル)以下の微粒子PM2.5に比べるとサイズは大きいが、気管に入ると肺の奥に引っかかり、健康に害を及ぼすこともある物質だ。

・汚染への意識が低いデリーの市民

新興国として経済成長が著しいインドは、大気汚染だけでなく水質・土壌汚染も大きな問題となっているが、北京に比べてデリーでは、市民の汚染に対する警戒度が低いのだという。北京の市民は、汚染対策の知識があり店でも防護マスクを買えるが、デリーでは、店でマスクやフィルターなどの商品を見かけることはほとんどないそうだ。

経済の発展ばかりに目を向けて公害対策を怠り、労働力となる市民の健康が損なわれては本末転倒である。早急に国が対策を講じ、一刻も早く状況が改善されることを願うばかりだ。

参照元:TwitterMashableAQICN(英語)
執筆:Nekolas

▼世界一の大気汚染国は中国ではなくインド!