奇襲ハゲアタック

今から約3カ月前、衝撃の結末で幕を閉じた、GO羽鳥氏の『実録』新シリーズ、通称「突撃ハゲアタック」。まだ読んでいない人は、今すぐ前編から読んでほしい。なぜならば、まさに突撃ハゲアタックされた張本人が、わたくし「耕平」だからである。

あの日、突撃を仕掛けた側のGO羽鳥が思ったことは、先述の記事に書かれている通りであるが、まったく予想もしていなかった奇襲(きしゅう)を受けた側の私が思っていたことは、まだ誰にも話していない。ということで今回お伝えしたいのは、私、耕平目線からお届けする突撃ハゲアタックの裏側、題して「奇襲ハゲアタック」だ!

・序章

2015年6月15日、私のiPhoneに1通のメールが入る。
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「……売れたッ!」。

そう、私は昼間の真っ当な仕事のかたわら、「アフィリエイト」というものをやっていた。アフィリエイトとは、商品を自分のブログやメールマガジンなどで紹介して、売れたら売上金額の中から自分に手数料が支払われる、いわゆる “販売代理店” みたいなものだ。

私は自分が薄毛だということもあり、薄毛対策の高額商材を販売する目的で『●●耕平の薄毛対策講座』という名の薄毛専門のメールマガジンを発行していた。しかし、メールマガジンを発行したは良いものの、肝心の読者が集まらない……。そこで集客の一環として、Facebookに広告を出して、読者を集めることにしたのである。
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・「突撃ハゲアタック」が生まれたきっかけ

なぜFacebookにしたかというと、とあるアフィリエイトセミナーで

「Facebookは費用対効果が高い。私の手法でFacebook広告を極めれば、集客に困ることはないし、ともすればコンサルタントとしても活躍できますよ」

ということを聞き、今回このメールマガジンで、その集客方法を実践するに至った。その手法を簡単に説明すると……

その1:検索エンジンに自分が集めたいジャンルのキーワードを打って画像検索する。(私の場合は「ハゲ」「薄毛」など)
その2:表示された画像をパッと見でインパクトがありそうな画像を6つ選ぶ。
その3:その画像を使って、6種類の広告を作成。
その4:ターゲットに関係するキーワード(「ハゲ」「薄毛」など)を入力して広告を出稿。

──といったものだった。

そして、前述「その2」で説明した6つの画像の中の1つが、この「突撃ハゲアタック」で私が追われるきっかけとなった、GO羽鳥のハゲ頭だったのだ……!!
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この画像は、まさに “パッと見でインパクトがありそうな画像” という基準をラクラクとクリアしていた。

私がターゲットとした「ツルッパゲ」ではない「薄毛予備軍」を象徴した微妙な額の広さ、心の中に闇しか見えない死んだ目線、その目線を添えるメガネの絶妙なズリ落ち加減……と、こんな完璧な素材がネットに落ちていた偶然に感謝したくらいだ。
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集客効果は悪くはなかった。約5000円の広告費で、集まった読者は12人。読者1人あたり約416円だ。この金額は高いと思われがちだが、10人に1人購入してくれればプラスになる計算なので、反応は上々だと感じていた。

その読者の中に、あの地獄への案内人、MAD羽鳥こと「GO羽鳥」がいるのも知らずに……。
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……この後、いよいよGO羽鳥が私に対して直接的な攻撃を仕掛けてくる。というか、すでに戦争は始まっていた。もちろん私は、この時点で彼の素性は一切知らない。一体全体、彼が何をしてきたのかは……次ページ(その2)にて公開したい。

Report:耕平
Photo:RocketNews24.