かつてエベレスト登頂に3度も挑んだ登山家が、その理由について、「そこに山があるから」と答えたのはあまりにも有名だ。そして今回はまさに「そこに木があったから」というセリフがぴったりの事件が発生して、海外で話題になっている。

アメリカ南東部のノースカロライナ州で、レスキュー隊に救助要請が入った。内容はと言うと、 “地上15メートルの高さの木の上に取り残されている6歳の男の子を助けてくれ! ” というものである。マジか……。でも何でそうなった!? 

・天気の良い午後に

事が起きたのは2015年11月29日の午後。天気が良くて気持ちの良い日だったという。そんな中、6歳の男の子は木によじ登り始め、あれよあれよと言う間に15メートルの高さに到達。木の枝に視界を阻(はば)まれて、自分のいる高さに気付かなかったのだそうだ。

いざ登ったはいいが、あまりの高さに恐怖を感じた男の子は、自力で降りることは不可能な状況に。木の上で完全に立ち往生してしまった。その結果、駆け付けたレスキュー隊によって1時間後、クレーン車で救出される騒ぎとなったのである。

・動機は何だったのか?

無事に地上に戻ってきた男の子に、”木に登った理由” をレスキュー隊が聞いてみたそうだ。すると男の子は、「木に登りたい気分だったの」と答えたという。実に子供らしい回答であると感じられる反面、“登りたい” という気持ちだけで本当に登ってしまう子供の未知の力、ちょっと恐ろしい。

・良い教訓になったはず

好奇心は人生を豊かにするが、好奇心が過ぎると他人に迷惑をかけてしまったり、危険が生じることも時にある。たいていの人間は、まだ子供のうちに、“ここまではOKかな” という度合を覚えていくものだ。

筆者も子供の頃は、少し好奇心が過ぎたために耳鼻科に連行された記憶があるが、“チョコは鼻に入れちゃダメ” という大事な教訓をそこから得ている。そして今は立派な大人として生きている……ハズだ。

参照元:The TelegraphWNCTFacebook(英語)
執筆:こやぎ

▼事件を報じる動画だ。人の好奇心が引き出す力、ハンパない。