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2015年11月に「注文を受けてから1時間以内に商品を届ける」という驚きのサービスを開始したばかりの「Amazon」が、商品をさらに早く届けるサービスを本格的に計画しているらしい。

なんと今度はドローンを使って30分以内に荷物を届けるとのこと。いやいや、1時間以内でも十分早いって! とツッコミたくなるところなのだが……。それは一体どんな仕組みなのだろうか。今回はその内容をご紹介したい。

・サービスの名前は「Amazon Prime Air」

Amazonが次に計画しているサービスの名前は「Amazon Prime Air(アマゾン プライム エア)」。GPSを搭載したドローンを飛ばして、30分以内に注文者の自宅まで商品を届けるというものだ。

・自動操縦で飛行

まず注目すべきは、人がドローンを遠隔操作するのではなく、コンピューター管理で自宅まで飛んでいくということ。つまり、ドローンが全自動で飛行や配達をするということなのである。なんだか映画ターミネーターに出てくるスカイネット計画を思い出すような話だ。

・最大積載量は約2.3キログラム

次に最大積載量だが、現在のところ約2.3キログラム(5ポンド)とのこと。この重さに対応できれば、注文品の86パーセントをカバーできると分析しているらしい。最大積載サイズについては不明だが、ドローンで運べる範囲と考えるとあまり大きなものは無理だと思っておいたほうが良いだろう。

・配達可能距離は16キロメートル

そして、肝心の配達可能距離はというと、こちらは現在のところ物流センターから最大で16キロメートル(10マイル)まで対応できる予定ということだ。この距離が長いのか短いのかはよく分からないが、30分以内で届けられる場所まで飛べれば問題ないと考えると妥当な距離と言えよう。

・問題はドローン法

以上、サービスの内容をざっと見てきたのだが、実は色々と早過ぎるアマゾンに法律が追いついていないようで、現在、アメリカではまだドローン商用化の法規制の見直しを進めている最中とのこと。今後、日本も含めてドローンに関しての法的な問題をクリアできるかが「Amazon Prime Air」実現の大きな鍵になると思われる。

参照元:YouTube、Amazon Prime Air(英語)
執筆:K.ナガハシ