本日11月17日は「将棋の日」や「ドラフト記念日」、「蓮根の日」など色々と心トキメク記念日となっているが、実はイタリアの『黒ネコの日』なんだとか。

8月17日が「黒ネコ感謝の日」に定められているけど、イタリアでは、11月17日が悪しき習慣から黒ネコをお守りするために制定された日なのである!

・今でも「黒ネコ=不吉」が信じられている

かつての欧米には、黒ネコは “魔女の手先” 、“不吉な存在” とする迷信が存在した。しかし、それも中世のこと。現在では、迷信も薄れつつあるというが、まだまだ「黒ネコ=不吉」と考える人もいるようだ。そして、その傾向が顕著なのが、イタリアだと言われている。

イタリアの動物愛護団体AIDAA によると、毎年6万匹もの黒ネコが迷信を信じる人々によって殺害されており、なかには悪魔崇拝者が黒ネコを殺害する例や、ハロウィンの夜には黒ネコが殺害される件数が増えるとの報告もなされているのだとか。

実際に Twitter 上には、「今日、ハロウィンの日にはイタリアの黒ネコは家の中に入れておこう! 私は近所の黒ネコをガレージにかくまったよ」なんてつぶやきも見られた。うーむ。

・黒ネコをお守りするために!

そんな黒ネコの迷信を払拭しようと制定されたのが、『黒ネコの日』。2007年11月17日には AIDAA が道行く人にチラシを配ったり、嘆願書を募ったりと、全国で大々的な啓蒙活動を開催し、世界的に知られるようになった。

今でも11月17日になると、黒ネコを守るための話し合いや啓蒙イベントが開かれているという。ちなみにイタリアで “17” が不吉な数字とされていることもあり、この日が選ばれたようだ。

今年2015年には、地元メディア La Nazione も『黒ネコの日』イベントへの参加を表明。「人々の無知が不運を引き起こす」「あなたの大切な黒ネコの写真を送って下さい。11月17日には、専用のポータルで写真を公開します!」と呼びかけているのだった。

日本では、黒い招き猫が魔除けや厄よけの意味を持つなど、黒ネコは “福猫” として大切にされてきた。それでも、どのネコだって色や柄に関係になく大切!

イタリアの『黒ネコの日』が制定された背景を思うと悲しくなるが、改善に向けた機運が徐々に高まっているようだ。

参照元:The TelegraphFacebook(英語)La NazioneFacebook(イタリア語)
執筆:小千谷サチ

▼「ハロウィンの日には家に黒ネコを入れてね」と呼びかけるツイート

▼イタリアの動物愛護協会が、「11月13日までに地元メディア La Nazione に黒ネコの写真を送ってね」と呼びかけ

▼2014年の『黒ネコの日』告知